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長期金利が上昇、日銀点検への警戒感で売り圧力ー先物は11日ぶり反発

更新日時

債券市場では長期金利が約11カ月ぶりの水準に上昇した。この日に実施された流動性供給入札を無難に通過したものの、日本銀行の3月に向けた政策点検への警戒感が根強く、売り圧力が掛かった。一方、先物は11営業日ぶりに小幅反発した。

  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.075%と、昨年3月以来の高水準
  • 新発20年債利回りは0.465%、新発5年債利回りはマイナス0.095%といずれも0.5bp上昇
  • 一方、新発40年債利回りは0.5bp低い0.71%、一時0.72%と2019年3月以来の高水準
  • 長期国債先物3月物の終値は1銭高の151円49銭。買いが先行して151円55銭まで上昇した後、午後に入ると軟化し一時151円43銭まで下落したが、引けにかけて値を戻した
  • 3月物は11営業日ぶりに小幅反発。前日までは約17年ぶりの続落を記録していた
新発10年物国債利回りの推移

市場関係者の見方

JPモルガン証券の山脇貴史債券調査部長

  • 最近の債券相場が重いのは日銀点検へ警戒感だろう。超長期ゾーンを中心に国債買い入れオペ減額への警戒が強い
  • 残存25年超はオペの金額もすでに減っており、金利が上がれば生命保険などの買いも入るが、20年ゾーンは銀行が多く、どうしてもふわっとしてしまう
  • 点検の表明から結果発表まで3カ月は異例に長く、先物はスピード感なくだらだら下落
  • 20年0.5%や10年0.1%など大きな節目までくればもっと買いが入ってくるが、今は目線がない

みずほ証券の三原正義マーケットアナリスト

  • 流動性供給入札を無難に通過したものの、朝から20年ゾーンが重く、来週に20年入札を控えてまだ積極的には入っていきづらい
  • 日銀点検でスティープ(傾斜)化への警戒感が重しになっており、特に20年ゾーンはオペの減額余地も大きく、それがなければ投資家層が幅広い20年がここまで売られることはない
  • 中期ゾーンも先物などに引っ張られて売られたが、日銀政策委員の発言に目新しい内容はなかった

流動性供給入札

  • 対象は残存期間15.5年超39年未満
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.10倍と、同年限の前回入札の2.64倍から上昇
  • 備考:流動性供給の過去の入札結果

背景

  • 要人発言:政策点検、マイナス金利の効果についても点検-中村委員

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.095%0.075%0.465%0.665%0.710%
前日比+0.5bp+0.5bp+1.0bp+0.5bp-0.5bp-0.5bp
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