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大手米銀の融資伸び悩み、当局の資金供給でバランスシートは拡大

大手米銀の資産に占める融資の割合が低下傾向にある。大手25行の合計資産のうち、ローン債権の割合は46%弱と、前年同期の54%から減少した。米連邦準備制度理事会(FRB)の週間データによると、これはほぼ36年ぶりの低水準。

  新型コロナウイルス禍の中で企業と家計を支えていると銀行業界は主張するが、この数字は同業界の現実を示す新たな材料を提供している。融資の総額はほぼ横ばいなのに対し、銀行のバランスシートは拡大している。

  大手米銀が融資に回しているのは前年比約1%減の5兆5000億ドル(約577兆円)で、これには米中小企業庁(SBA)が保証する新規融資も含まれる。一方、バランスシートは連邦準備制度の潤沢な資金供給を受けて17%余り拡大して12兆ドル。

  当局は米経済への与信の流れを途絶えさせないために資金を供給したが、銀行はその一部を現金で保有、残りの多くを米国債や連邦政府の保証のある住宅ローン担保証券の購入に充てている。

原題:
Biggest U.S. Banks Keep Lending Less and Less of Their Money(抜粋)

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