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ドル・円は下落、米経済対策やワクチン期待でリスクオン-ドル全面安

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。大規模な米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及への期待を背景としたリスク選好の流れを受け、ドルは円を含む幅広い通貨に対して売りが優勢となった。

  • ドル・円は午後3時33分現在、前日比0.3%安の1ドル=104円87銭。朝方の105円26銭を高値に一時104円84銭まで下落
  • ドルは主要通貨全てに対して下落

ドル・円はリスクオンのドル売りで下落

市場関係者の見方

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • コロナのワクチン普及と1.9兆ドル規模の米追加経済対策、堅調な米景気指標の3点セットでリスクオンの金融相場が続いている。資源価格やビットコインの上昇もその一環
  • ユーロ・ドルが1.20ドルの大台割れから戻ったことでドル安地合いの強さが意識され、今週に入ってからはドル・円もドル安の流れに引きずられがちだ
  • ただ、米長期金利は押し目買いが一巡すれば1.2%の節目を突破していくとみられ、日米金利差が意識されて全体的なドル安基調との綱引きになっていくだろう

大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト

  • 大規模な米追加経済対策への期待とコロナ感染拡大懸念の後退などを背景としたリスクオンの中、米長期金利の上昇が一服しているため、ドルは対円も含めて売られやすい
  • ただ、リスクオンは引き続き円安要因でもあり、足元のドル・円下落は短期的なポジション調整も影響しているとみている

三菱UFJ銀行経済調査室の栗原浩史チーフ米国エコノミスト(ニューヨーク在勤)

  • 市場は米追加経済対策が民主党が主張する1.9兆ドル規模で成立することを織り込みつつある。規模が巨額なので織り込みは瞬時に終わるわけではなく続いている
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が10日の講演で市場の行き過ぎをけん制するようなトーンをにじませるかには注目したい

背景

  • 日経平均株価は前日比117円高で取引を終了。米株価指数先物は時間外取引で小動き
  • 米10年債利回りは1.15%台を中心に推移
    • 前日には一時1.1981%と昨年3月以来の水準に上昇
  • 米下院民主党、経済対策法案の主要部分の素案を公表
  • ビットコイン、4.7万ドル最高値更新-テスラ15億ドル投資、払いも可能に
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