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2月8日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500種が6連騰、経済対策に期待-原油も高い

  8日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は6営業日連騰で最高値を更新した。米政府による大規模経済対策への期待が高まったほか、新型コロナウイルス感染のペース減速も好感された。商品価格にも世界的な景気回復への新たな楽観が反映された。

  • 米国株はS&P500とダウが6日続伸-主要指数いずれも最高値
  • 米国債は下げ埋める、10年債利回り1.17%
  • ドル下落、対円105円前半
  • 原油は北海ブレント60ドル突破、WTIも2%上昇 
  • 金スポット続伸、2営業日で1月初旬以来の大幅上昇

  S&P500種は前週末比0.7%高の3915.59。ダウ工業株30種平均は237.52ドル(0.8%)高の31385.76ドル。ナスダック総合指数は1%上昇。

  米国債相場は下落で取引を開始したが、下げの大半を埋めた。最新の経済指標で一定の弱さが示される中、最近の相場下落は行き過ぎだったとの観測が広がった。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.17%。

  オッペンハイマーのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏は「より安全になったとの感覚が強まるにつれ、投資家は景気の持ち直しを期待できるだろう。経済が再膨張するのに伴い、売上高や利益の伸びにつながるはずだ」と指摘した。

  外国為替市場ではドルが2営業日連続で主要10通貨に対して広範に下落。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは円に対して0.2%安の1ドル=105円23銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.2050ドル。

  原油市場では北海ブレント先物が1バレル=60ドルを超えた。この大台突破は過去1年余りで初めて。主要なテクニカル指標が買われ過ぎを示唆していることもあり、需要がまだ完全に回復していない中で上昇ペースが急激過ぎる可能性もある。市場参加者の間でも見方は分かれている。

  ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.22ドル(2.1%)高の60.56ドルで終了。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、1.12ドル(2%)高の57.97ドル。

  金スポット相場は続伸。2営業日の上昇率として、1月初旬以来の大きさとなった。ドルの軟調推移に加え、米国で追加景気対策が講じられるとの見方が背景。ニューヨーク時間午後2時7分現在は1%高の1オンス=1831.49ドル。先週末5日は1.1%上昇していた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.2%高の1834.20ドル。

原題:Stocks Post Longest Rally Since August; Oil Gains: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Sees Second Day of Broad Losses; Shares Rise: Inside G-10(抜粋)

Brent Climbs Above $60 With Trading Houses Divided on Rally(抜粋)

Gold Extends Gains With Dollar Drop, Stimulus View Fueling Rally(抜粋)

◎欧州市況:株は上昇、シクリカル銘柄に買い-イタリア債が上昇

  8日の欧州株は上昇。世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が減速しつつあるほか、米国での追加経済対策に対する期待が手掛かりとなった。シクリカル銘柄に買いが入り、企業買収が域内のテクノロジー株を押し上げた。

  ストックス欧州600指数は0.3%上昇。基礎資源やエネルギー、テクノロジー銘柄が値上がりした。ルネサスエレクトロニクスが英ダイアログ・セミコンダクターを買収することで合意、ダイアログの株価は16%急伸した。BPなど石油メジャーは、原油価格の上昇が支援材料となり値上がりした。

  ピール・ハントのストラテジスト、イアン・ウィリアムズ氏は電話で「懸念しているのは新型コロナワクチンを巡る楽観にもかかわらず、政府の対応が鈍いことだ。制限措置はわれわれが現在想定しているようなペースでは緩和されていない」と述べた。どれぐらい早期に消費者の行動が正常化するかについても疑問があるという。

  欧州債はイタリア債が上昇。10年債利回りは1月8日に記録した過去最低の0.504%に迫った。イタリアのマッタレッラ大統領から組閣を要請されたマリオ・ドラギ氏は、新政権樹立に向けた支持を確保するため今週から各政党と協議に入っている。

  ドイツ債は下げを縮める展開。英国債は長期債を中心に下げを埋めた。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.44%
イタリア10年債利回りは2bp低下の0.51%
フランス10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.22%
英10年債利回りはほぼ変わらずの0.48%

bp=ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:Italian Bonds Hold Gains, Bunds Trim Declines: End-of-Day Curves、European Stocks Advance as Stimulus Bets Boost Cyclical Sectors

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