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ドラギ氏、イタリア新政権に向け支持集める-週内にも閣僚発表か

  • 中道親欧州派に加え、「五つ星」と「同盟」もドラギ氏支持を示唆
  • ドラギ政権をイタリア市民の半数以上が支持-レプブリカ世論調査

欧州中央銀行(ECB)前総裁のマリオ・ドラギ氏はイタリアの主要政党の幾つかから支持を取り付け、新政権樹立に向かっている。

  ドラギ氏は8日から各政党と2回目の協議を開始。労働組合や実業界のロビー団体とも会談する予定だ。順調にいけば週内にも閣僚を発表し、その後に上下両院での信任投票に臨むことができる。

  先週の初回協議では幅広い党派から支持を得た。連立パートナーの離反でコンテ政権が倒れ新たな連立がまとまらない中で、マッタレッラ大統領はドラギ氏に次期政権を託した。

  新政権は新型コロナウイルス危機とそれに伴う不況からの脱却が課題だ。欧州連合(EU)から受け取る2000億ユーロ(約25兆4000億円)の復興支援金の使途で政治的合意をまとめることも必要になる。

Italian yields slid to five-year low against bunds on bets for Draghi government

  ほぼ挙国一致の政権作りに向けたドラギ氏の当初の取り組みは成功している。

  下院の最大勢力である左派の「五つ星運動」と、マッテオ・サルビーニ氏率いる右派寄りの「同盟」がドラギ氏支持を示唆。中道の親欧州派に加えたこれらの支持で、最終的に連立から排除されるのは極右の「イタリアの同胞」のみとなりそうだ。

  イタリア紙レプブリカが7日掲載した世論調査結果によると、回答者の半数以上が次回総選挙が行われる予定の2023年まで、ドラギ氏が首相にとどまることを望んでいる。

  マッタレッラ大統領とドラギ氏は、迅速に新政権を発足させる必要に迫られている。イタリアがEUの支援資金を全額受け取るためには、投資と経済改革計画を策定し、プロジェクト一覧を4月末までに欧州委員会に提出する必要がある。

 

Italy’s Used to Bringing Central Bankers In When Politics Fails

マリオ・ドラギ氏

写真家:Roberto Monaldo / LaPresse / Bloomberg

原題:
Draghi Shores Up Support for a New Italian Government(抜粋)

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