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JPモルガン、インフレ高進示す正の相関警戒-「最も重要な指標」

  • S&P500種と10年物米国債の相関係数は8日時点でマイナス0.35
  • 高い正の相関は市場がインフレ懸念か政策変更で動いていること示す

JPモルガン・チェースのストラテジストらによると、株式と債券の関係は現在、世界の市場で「最も重要な指標」だ。この指標はまだ、インフレが制御不能になることへの投資家の懸念を示唆していないという。

  ミクソ・ダス氏らストラテジストは8日のリポートで、インフレ期待は高まっているものの、株と債券の短期的な相関関係が強まっていないことはトレーダーが価格上昇の悪影響についてまだ懸念していないことを示唆していると分析した。 

A surge in equity/bond correlations may signal inflation fear in markets

  10年物の米ブレークイーブン・レートは8日に2014年以来の高水準となった。ブルームバーグの計算によると、S&P500種株価指数と10年物米国債の相関係数は同日時点でマイナス0.35。1月末はマイナス0.57だった。

債券トレーダーのインフレ期待、2014年以来の高水準

  ダス氏は電子メールで、「高い正の相関は市場がインフレ懸念か政策変更によって動いていることを示す。例えばインフレが高水準でさらに上昇していれば、引き締め観測で債券利回りが上昇し株価は下がる」と説明した。

  株と債券の高い連動は、クロスアセットポートフォリオのボラティリティーを高め、ポートフォリオマネジャーがレバレッジを減らすことにつながるだろうとダス氏は指摘。「正の相関が続けば市場にマイナスだ。特に債券にとってマイナスだが、レバレッジ低下が必要になるため株式にも悪影響がある」と分析した。

原題:JPMorgan Team Watching for Signs Inflation Is Riling Traders(抜粋)

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