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エクアドルのドル建て債急落-大統領選でIMF重視派ラソ氏が劣勢

更新日時
  • IMFの求める緊縮財政拒否するアラウス氏が首位、決選投票進出へ
  • 2位争いは債務再交渉求める先住民出身ペレス氏が僅差でリード

エクアドルのドル建て債価格が8日の取引で急落した。7日に行われた大統領選の第1回投票で、国際通貨基金(IMF)の求める緊縮財政を拒否する社会主義経済学者のアンドレス・アラウス氏が首位となり、2位争いでIMFとの取り決めを支持する保守派のギジェルモ・ラソ氏が予想外の苦戦となっていることが影響した。

  2030年、35年、40年に償還を迎えるドル建て債はそれぞれ、昨年の債務再編以降で最悪のパフォーマンスとなった。これら債券は債務再編を受けて既存債との交換で発行された。

  2位争いは元銀行頭取のラソ氏と鉱山開発に反対する先住民出身のヤク・ペレス氏の接戦となっており、いずれかの候補が4月11日の決選投票でアラウス氏に挑むことになる。選挙管理当局によると、ペレス氏がラソ氏を1万5000票の僅差でリードしているが、約19万票が未集計。ペレス氏が債務再交渉を望んでいるのに対し、ラソ氏はIMFとの合意を支持しているほか、米国と友好関係を築く意向だ。

Ecuador's dollar debt slips as left-leaning candidates snag lead

  8日の債券市場で、30年償還債の価格は額面1ドル当たり58.8セントと、一時4.2セント値下がり。35年、40年償還の債券もそれぞれ下落した。

  最新集計では、反米左派コレア前大統領の後継者であるアラウス氏の得票率は32.2%。先住民政党パチャクティクのペレス氏は19.8%、ラソ氏は19.6%となっている。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズの中南米債券戦略責任者のシオバン・モーデン氏(ニューヨーク在勤)は、世論調査ではラソ氏が第2回投票に難なく進むと予想されていたため、債券投資家は左派候補2人による決選投票のシナリオを織り込んでいなかったと指摘した。

Ecuadorians Vote In First Round Of Presidential Elections

アンドレス・アラウス氏(エクアドル首都キト、2月7日)

原題:Ecuador Bonds Plunge as Pro-IMF Candidate Lags in Vote Count (1)(抜粋)

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