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TOPIX30年ぶり高値、米経済対策の早期成立に期待-全業種高い

更新日時
  • バイデン氏、経済対策を民主で可決目指すー米下院、予算決議案可決
  • 政府が緊急事態宣言の一部解除検討、12日軸に諮問委開催へ-報道

8日の東京株式相場は大幅に続伸。米上下院が予算決議案を可決しバイデン政権の掲げる追加経済対策が早期成立するとの見方が浮上。企業業績の好転で景気回復への期待も高まり、情報・通信や電機、銀行や保険などの金融、鉄鋼や化学などの素材を中心に東証全33業種が高い。

  • TOPIXの終値は前営業日比33.00ポイント(1.8%)高の1923.95
    • 30年ぶり高値、1991年6月以来
  • 日経平均株価は609円31銭(2.1%)高の2万9388円50銭-90年8月以来の高値

<きょうのポイント>

  • バイデン氏、経済対策を民主のみで可決目指すー米下院、予算決議案可決
  • 政府が緊急事態宣言の一部地域解除検討、12日軸に諮問委開催へ-報道
  • 赤羽国交相:GOTOトラベル、地域限定して再開も一法かと思う
  • ソフトバンクG株時価総額が一時20兆円乗せ、トヨタに次ぐ1部市場2位

  米経済対策成立への期待から、先週末に米国で主要株価指数が最高値を更新した流れを受けて、日本株も上昇で取引を開始した。S&P500種Eミニ先物がアジア時間で0.5%高と上げ幅を拡大させるとともに、TOPIXも1920台まで上昇した。日経平均の上げ幅は600円を上回り、1990年8月以来の高値になった。きょう決算発表予定のソフトバンクグループ、今週発表予定のダイキン工業やトヨタ自動車などが上昇に寄与した。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「米経済対策と企業業績の好転に加えて、緊急事態宣言の前倒し解除の可能性が報道され先行きに明るさが見えてきた」と話した。ただ、「米経済対策と企業業績は材料として今週が賞味期限」と指摘、緊急事態宣言解除の前倒しについても想定されており、日経平均2万9000円を達成したことで株価は落ち着くとみている。

  ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「米国の経済対策が成立に向けて進展しており、企業業績は軒並み上方修正で投資家は景気回復の確実性が高まったとみている」と指摘。さらなる株価上昇については、米長期金利1.2%を節目として「マーケットはさらなる金利上昇を容認できるのか」が注目点という。

  • 東証33業種では鉄鋼、鉱業、海運、銀行、パルプ・紙、倉庫・運輸、不動産が上昇率上位
TOPIXが30年ぶり高値―月足チャート
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