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イタリア中銀総裁、コロナ禍の重し続くも春季の回復を予想

  • 感染懸念が依然として個人消費を抑制-イタリア銀の調査が示唆
  • 財政政策は引き続き債務削減を目指す必要があるとビスコ氏

イタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は6日、新型コロナウイルス感染を巡る懸念が続いていることが個人消費の回復を圧迫しているものの、春季に経済生産が拡大するとの見通しを示した。

  欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーでもあるビスコ氏はASSIOMーFOREXの年次イベントで、春季の回復は「今後数カ月の間に新型コロナ感染が徐々に沈静化するかどうかに大きくかかっている」と指摘。「昨年11月末にイタリア中銀が実施した調査からは、経済および財政面を考慮した予備的動機に加え、感染懸念によって消費支出が抑制されていることが読み取れる」と説明した。

  イタリア中銀の調査によると、今後1年間に年間所得を下回る支出を見込む世帯の割合が増えており、所得減少を予想する世帯の約20%が節約すると回答。それでも、家計と経済に打撃を与えることなく支援策を縮小する方法を考え始める必要があるとビスコ氏は語った。

  同氏はさらに、低金利と欧州連合(EU)復興基金の有効活用が成長を後押しし、イタリアの財政運営の鍵となると指摘。「財政政策は負債比率を下降傾向に戻すという明確な中期目標を持つ必要がある」と述べた。

原題:Italy’s Visco Sees Recovery Even as Covid Weighs on Growth(抜粋)

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