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初の女性WTO事務局長誕生へ-米がナイジェリア候補を支持

  • 韓国の兪明希氏は5日に事務局長選からの撤退を表明
  • トランプ前政権の方針で次期事務局長選出は遅れていた

米国は5日、世界貿易機関(WTO)の次期事務局長に立候補しているナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相への支持を正式に表明した。これにより、オコンジョイウェアラ氏選出に向けた最後の障害が取り除かれ、初の女性WTO事務局長が誕生することになった。アフリカ出身者の選出も初めてとなる。

  米通商代表部(USTR)は声明で、「オコンジョイウェアラ氏は経済と外交の豊富な知識をもたらす」と指摘。「効果的な指導力で広く尊敬されており、加盟国が多岐にわたる大規模な国際機関を運営した実績も備えている」と評価した。

SWITZERLAND-WTO-TRADE-DIPLOMACY

オコンジョイウェアラ氏

  WTOではロベルト・アゼベド氏が任期満了前に事務局長を辞任したため、昨年9月以降、トップ不在となっている。

  後任候補がオコンジョイウェアラ氏と韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長の2人に絞られた後、当時のトランプ米政権は兪氏が望ましいとしてオコンジョイウェアラ氏には反対する方針を表明。WTOは加盟164カ国・地域のコンセンサスを基に事務局長を選ぶため、米国の方針で選出作業が難航していた。兪氏は5日、バイデン政権と協議後に選挙戦からの撤退を表明した。

  今後はWTO一般理事会のデービッド・ウォーカー議長がジュネーブでの会議開催を近く発表し、オコンジョイウェアラ氏の事務局長就任が正式に承認される見通し。WTOのキース・ロックウェル報道官はコメントを控えた。

  オコンジョイウェアラ氏はツイッターへの投稿で米国の支持表明に謝意を示した。

原題:
U.S. Backs Nigerian for WTO, Now Set for First Female Chief (1)(抜粋)

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