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2月5日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株続伸、低調な雇用統計で経済対策期待強まる-ドル下落

  5日の米株式相場は5日続伸。週間での上げ幅を拡大した。1月の米雇用者数が予想を下回る伸びにとどまったことを背景に、バイデン大統領が提案している経済対策の必要性が高まったとの見方が広がった。

  • 米国株は続伸、S&P500とナスダック総合が最高値更新
  • 米2年債利回りは過去最低-10年債1.17%に上昇
  • ドル下落、対円105円前半-ユーロは1カ月ぶり大幅高
  • NY原油先物、5日続伸-ブレントは60ドル接近
  • 金スポット反発、追加経済対策への期待高まる

  米連邦議会では早朝に上院が今会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決。午後に下院が改めて可決し、1兆9000億ドル(約200兆円)規模の経済対策案を向こう数週間に民主党の賛成のみで可決させる道が開かれた。

  S&P500種株価指数は連日で最高値を更新。週間ベースでは昨年11月以来の大幅高となった。テクノロジーを除く全ての主要業種別指数が上昇した。ゲームストップは急反発。個人投資家に株式取引プラットフォームを提供するロビンフッド・マーケッツが、ゲームストップの株式購入制限を解除したことが背景。ただし、週間では約80%下落した。

  S&P500種は前日比0.4%高の3886.83。ダウ工業株30種平均は92.38ドル(0.3%)高の31148.24ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。

  米国債市場では、短期金利が全般的に低下する中、2年債利回りは0.1013%と、過去最低水準となった。ニューヨーク時間午後5時16分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.17%。

  米雇用者数は1月に小幅な増加にとどまり、労働市場の回復は2カ月連続で期待外れとなった。非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比4万9000人増。前月は22万7000人減(速報値14万人減)に下方修正された。バイデン氏は今回の統計について、行動が「小さ過ぎる」ことのリスクを示していると述べた。

  フェデレーテッド・ハーミーズのポートフォリオマネジャー兼株式ストラテジストのスティーブ・シャバローン氏は、「市場が描いているのは、悪いニュースは良いニュースというシナリオだ。悪いニュースは一時的で、追加支援がもたらされる可能性が高い」と説明。「ワクチン供給が増え、追加刺激策が実施されると分かっている局面では、多くの投資家にとって売りにくい市場だ」と述べた。

  外国為替市場ではドルが下落。ドル指数は約3週間ぶりの大幅安となった。ユーロは1カ月ぶりの大幅高。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%安と、3日ぶりの低下。ニューヨーク時間午後4時24分現在のドルは、円に対して0.2%安の1ドル=105円38銭。ユーロは対ドルで0.7%高の1ユーロ=1.2047ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は5日続伸。産油国の供給抑制が続いていることが背景にある。世界最大の石油輸入国、中国に向かっているタンカーの数が半年ぶりの多さとなっていることも分かった

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は62セント(1.1%)高の1バレル=56.85ドルで終了。週間ベースでは9%近く上昇した。ロンドンICEの北海ブレント4月限は前日比50セント高の59.34ドル。週間では3週連続高となった。

  金スポット相場は反発した。米雇用者数の伸びが失望を誘い、追加経済対策が必要との見方が補強されたことが買いにつながった。ドル安も代替資産としての金買いを促した。

  ニューヨーク時間午後3時13分現在は1%高の1オンス=1811.79ドル。前日は1785ドルと、日中取引として昨年12月1日以来の安値に下げる場面があった。金スポットは週間ベースでは下落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.2%高の1813ドル。

原題:Stocks Climb on Stimulus Hope After Weak Jobs Data: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Drops Most in Three Weeks on Stimulus Hopes: Inside G-10(抜粋)

Gold Trims Weekly Loss With U.S. Jobs Data Fueling Stimulus Bets(抜粋)

Oil Extends Weekly Gain With Brent Pushing Toward $60 a Barrel(抜粋)

Two-Year Treasury Yield Hits Record Low as Cash Seeks a Home(抜粋)

◎欧州市況:株は週間ベースで昨年11月以来の大幅高、英国債は下落

  5日のストックス欧州600指数はほぼ変わらず。一時は0.5%まで上昇した一方で、0.3%安まで下落した場面もあった。フランスの建設大手バンシは上昇。同社の営業利益が予想を上回ったことが材料視された。銀行株も高い。BNPパリバは2.6%高。アナリストが同行の利益見通しを好感した。

  指数は週間ベースで3.5%上昇した。個人投資家主導のボラティリティーに対する懸念が緩和する一方で、企業決算や米追加経済対策への楽観が後押しした。

  欧州債市場では英国債の利回り曲線がベアスティープ化に向かったが、その後動きはやや後退した。米雇用統計の発表後に米国債が一時下げを埋めたことが影響した。

  イタリア債は小幅高。ドイツ債とのイールドスプレッドは一時、95ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、5年ぶりの低水準。週間ベースでは18bpの縮小と、昨年6月以降で最も縮まった。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.44%
イタリア10年債利回りは1bp低下の0.54%
フランス10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.23%
英10年債利回りは5bp上昇の0.49%

原題:Europe Stocks Post Best Weekly Gain Since November on Earnings、Gilts Underperform Bunds for Second Day: End-of-Day Curves(抜粋)

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