, コンテンツにスキップする

ヘッジファンドがセキュリティー強化-個人投資家が脅迫やヘイト発言

ヘッジファンドマネジャーらにとって、投資ポートフォリオへのハッキングやカリブ海の別荘への不法侵入、さらには誘拐に至るまで個人のセキュリティーを巡る懸念は数多い。そうした懸念事項のリストに新たに加わったものがある-ショートポジションだ。

  ソーシャルメディアで意気投合したアマチュア投資家が巨大な集団となってウォール街に闘いを挑む中、世界で最も裕福な投資家の中にはセキュリティーに対する考え方を変えつつある者もいる。

  個人投資家の批判的な言葉や態度が激しさを増し、ある特定の株式を保有、またはショートにするだけでも安全を脅かす新たなリスクになり得るとの見方が専門家の間に広がっている。

  リスク管理のソリューションを提供するインサイト・リスク・マネジメントのクリストファー・ファルケンバーグ社長は、「今では顧客にポジションの内容を尋ねるようになった」とし、「これまでは一度もなかったことだ。またショートポジションを持つ顧客からは、新たなセキュリティープログラムを求める声が寄せられている」と述べた。

  豪華な邸宅や高価な美術品にはボディーガードなどのセキュリティーが当然付く。ただここ数週間の出来事は、単にお金だけの問題ではないということが分かる。ウォール街のエスタブリッシュメント(既存勢力)とのイデオロギーの対立にもなっているのだ。

Key Speakers At The Sohn Investment Conference

ゲイブ・プロトキン氏

  ヘッジファンド運営会社メルビン・キャピタルの創業者ゲイブ・プロトキン氏は、反ユダヤ主義の中傷的な言葉を浴びるなどしたことから、家族を守るためセキュリティーを追加で雇ったと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ポイント72アセット・マネジメントの創業者スティーブ・コーエン氏も、家族が個人的な脅迫を受けたとして、ツイッターのアカウント閉鎖を明らかにしている。

原題:Death Threats and Hate Force Hedge Funds to Step Up Security(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE