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米財務省、市場の中核的インフラは強靱-最近の混乱でも

更新日時
  • このところの市場の混乱を受け金融規制当局者が会合開催
  • SECによるタイムリーな調査結果の公表が重要との認識で一致

米財務省は4日、最近の市場の混乱を受けてイエレン財務長官が招集した金融規制当局者の会合後、「規制当局者は高いボラティリティー(変動性)と極めて活発な取引の中にあって中核的なインフラは強靱(きょうじん)であったと確信するとともに、証券取引委員会(SEC)が一連の出来事についてタイムリーな調査結果を公表するのが重要であるとの認識で一致した」との声明を発表した。

  会合では、このところの株式市場や商品市場の激しい値動きを協議した。声明はさらに、「SECと商品先物取引委員会(CFTC)は取引慣行が投資家保護や公正で効率的な市場と整合的であるか検証中だ」と説明するとともに、「イエレン長官はこれら市場の公正性を支え、投資家保護を確実にすることが不可欠だと確信している」と指摘した。

President Biden Receives Economic Briefing With Secretary Of Treasury

イエレン財務長官

  4日の会合は、米ビデオゲーム小売り大手ゲームストップの株価をはじめとする株式市場の一部の銘柄が乱高下し、規制上の技術的な問題を巡る疑問や金融市場の公正性についての懸念が生じたことを受けて招集された。イエレン氏のほか、SECとCFTC、連邦準備制度理事会(FRB)、ニューヨーク連銀の各首脳が参加した。

  下院金融委員会と上院銀行委員会はゲームストップなど複数の企業を巡る市場のボラティリティーについて公聴会を開催する予定で、バイデン政権にとっても今回の会合は、市場操作や投資家に不公正な扱いがあった可能性に政権として強い関心で臨んでいることを示す機会となった。

  個人投資家によるゲームストップ株などの買い注文急増の結果、株式取引プラットフォームを提供するロビンフッド・マーケッツなどが、決済機関の米国証券保管振替機関(DTCC)から追加保証金を求められ、取引を制限。これに激怒した顧客からは不公平な扱いだと非難する声が上がった。

  また、オンライン掲示板「レディット」の人気ページ「wallstreetbets」で、株式市場の一部銘柄のショートスクイーズ(踏み上げ)を呼び掛けた投稿は、CFTCが所管する銀先物市場にも波及することになった。

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原題:Yellen Review Finds Market Infrastructure ‘Resilient’ in FrenzyYellen Finds Market Infrastructure ‘Resilient’ Amid Frenzy (1)(抜粋)

(会合開催の背景をさらに加えて更新します)
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