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ギリアド、21年もレムデシビル伸びると予想-コロナ入院増加で

更新日時
  • 10-12月のレムデシビル売上高は19億4000万ドル、市場予想上回る
  • ワクチン接種が増えれば売り上げ減少し始めるとの見方も

ギリアド・サイエンシズの通期業績予想は、抗ウイルス薬レムデシビル(商品名「ベクルリー」)の市場が拡大し続けるとの見通しを反映している。新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療薬として承認されたレムデシビルの今年の売り上げが最大30億ドル(約3200億円)に達すると同社は見込んでいる。

  ジョアンナ・メルシェ最高商務責任者は4日の投資家との電話会議で、コロナ関連の入院が2020年末にかけて劇的に増加したと指摘。米国内の入院患者の半分がレムデシビルによる治療を受けていると説明した。

  4日の発表資料によると、昨年10-12月(第4四半期)のレムデシビルの売上高は19億4000万ドルと、アナリスト予想平均の14億5000万ドルを大きく上回った。米国内外でのワクチン接種開始にもかかわらず、ギリアドは依然としてレムデシビルに対する長期の持続的な需要を予想している。

  21年の1株利益は6.75-7.45ドルとの見通しを示した。アナリストの予想平均は6.77ドル。ギリアドは通期売上高を237億-251億ドルと見込んでおり、レムデシビルがこのうち20億-30億ドルを占めると予想している。

  メルシェ氏は「われわれはベクルリーが今後も長期にわたって患者と医師にとって重要なツールであり続けると予想している」と語った。

  ギリアドの株価は時間外取引で一時2.5%上昇。年初から4日の通常取引終値までは12%余り値上がりしていた。

  ただ、レムデシビルが持続的な収入源であり続けるかどうかについて投資家は懐疑的だ。エドワード・ジョーンズのアナリスト、アシュティン・エバンズ氏は4日の投資家向けリポートで、「ワクチン接種が増えるにつれ、ベクルリーの売り上げは減少し始め、長期的には成長に大きく貢献しないとわれわれは考えている」とした。

  ギリアドの製品売上高は、レムデシビルを除くと10-12月期に前年同期比7%減少。通年では3%減った。

原題:Gilead 2021 Forecast Buoyed by Remdesivir Covid-19 Therapy (2)(抜粋)

(最高商務責任者やアナリストのコメントを追加して更新します)
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