, コンテンツにスキップする

2月4日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500種が最高値、小型株急伸-ドル105円台半ば

  4日の米株式市場では、S&P500種株価指数が4日続伸して終えた。この日発表された米労働市場の指標は緩やかな改善を示唆。発表相次ぐ企業決算を投資家がこなす中で、同指数は最高値を更新した。

  • 米国株はS&P500種が4日続伸、銀行株やハイテク株など高い
  • 米国債の利回り曲線、一時2015年以来の急傾斜-10年債利回り1.14%
  • ドル堅調、対円では105円台半ば-ユーロ下落
  • NY原油は4日続伸、56ドル台ーOPECプラスの供給抑制観測で
  • NY金は大幅下落、ドルと米国債利回りの上昇で

  S&P500種は前日比1.1%高の3871.74。ダウ工業株30種平均は332.26ドル(1.1%)高の31055.86ドル。ナスダック総合指数は1.2%上昇。

  この日は銀行株やテクノロジー銘柄を中心に買われた。小型株で構成するラッセル2000指数は2%上昇した。前日の通常取引終了後に市場予想を上回る業績見通しを発表したイーベイペイパル・ホールディングスが大幅高。ネットフリックスも高い。日本での値上げを日本経済新聞が報じた。ゲームストップは急落。個人投資家は医薬品開発の中小企業など、市場の他の一角に群がった。

  先週の米新規失業保険申請件数は前週比で減少し、昨年11月末以来の低水準となった。5日には1月の米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数は市場予想では前月比10万人増。昨年12月は14万人減だった。

  ナショナル・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、アーサー・ホーガン氏は「市場関係者の関心は間違いなく、再びファンダメンタルズに戻っているようだ」と指摘。「企業決算と経済データは一定の改善を示しつつあるようだし、まさにそのタイミングで新型コロナを巡るニュースも徐々に前向きなものになっている。市場はわれわれが本来照準を合わせるべきものに照準を合わせつつある」と述べた。

  米国債市場では、市場関係者が注目する5年債と30年債の利回り格差が一時147.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、2015年10月以来の大きさに拡大した。イングランド銀行(英中央銀行)が英国の景気は急回復に向かうとの見解を示したことを受け、年限が長めの英国債が軟調となり、それが米国債相場に波及した。10年債利回りは一時2bp上昇の1.16%をつけた後、ニューヨーク時間午後5時現在はほぼ変わらずの1.14%となっている。

  外国為替市場では、ドルが他の主要通貨の大半に対して上昇。ショートポジションの巻き戻し継続に加え、米労働市場の改善が指標で示されたことが背景。ユーロは下落し、心理的な節目である1.20ドルを割り込んだ。一方、ポンドは他通貨をアウトパフォーム。英中銀はマイナス金利の導入が近いわけではないとも説明した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%高。ドルは円に対して0.5%高の1ドル=105円54銭。ユーロは対ドルで0.6%下げ、1ユーロ=1.1964ドル。ポンドはドルに対して0.2%高の1ポンド=1.3672ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は4日続伸。1バレル=56ドル台に乗せ、約1年ぶりの高値を付けた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が供給抑制に取り組むとの見方から買いが続いた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は54セント(1%)高の1バレル=56.23ドルと、2020年1月下旬以来の高値で終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は38セント高の58.84ドルと、20年2月以来の高値で終えた。

  金スポット相場はほぼ4週間ぶりの大幅安。ドルと米国債利回りの上昇を嫌気し、年初からの下げが加速した。米東部時間午後3時1分現在、2.1%安の1オンス=1795.23ドル。ニューヨーク金先物相場は大幅反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は2.4%安の1791.20ドルで終了。

原題:Stocks Hit Record as Small Caps Jump; Dollar Gains: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Gains Broadly on Short Cover; Pound Rebounds: Inside G-10

Oil Surges to One-Year High Fueled By OPEC+ Commitment on Supply

Gold Plunges the Most in Four Weeks With Dollar Extending Gains

◎欧州市況:英銀行株が上昇、英中銀の見通しで-イタリア債が上昇

  4日の欧州株は上昇。企業決算が材料視された。イングランド銀行(英中銀)が積極的な新型コロナウイルスワクチン接種の取り組みによって景気が急回復に向かうとの楽観を示したことが好感され、英国の銀行株は急伸した。

  ストックス欧州600指数は0.6%上昇。指数寄与度の高いユニリーバやロイヤル・ダッチ・シェルなどは決算が嫌気され下落したものの、金融株の上昇が相殺した。ドイツのバイエルも高い。同社は今後の係争解決に向けた計画を示した。

  英銀のロイズ・バンキング・グループやナットウェスト・グループは大幅高となった。

  欧州債市場ではイタリア債とドイツ債のイールドスプレッドが2016年以来で初めて一時100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を下回った。イタリアのレンツィ元首相の支持を得て、マリオ・ドラギ氏が組閣に成功するとの楽観が背景にある。

  英国債の利回り曲線はベアスティープ化。イングランド銀行が力強い景気回復への期待をにじませたことで、利下げ見通しが後退した。イングランド銀はまた、マイナス金利への準備を開始するよう市中銀行に呼び掛けた。同政策の採用が近いとのシグナルとして受け止められるべきではないと強調した上で、必要な場合に導入できるよう準備を開始することが適切だとの結論に達したと説明した。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.45%
イタリア10年債利回りは3bp低下の0.55%
フランス10年債利回りはほぼ変わらずでマイナス0.24%
英10年債利回りは7bp上昇の0.44%

原題:European Stocks Advance With Earnings as U.K. Banks Jump on BOE、Italian Bonds Jump, Gilts Slump; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE