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アジアのファンド、レディット騒動の影響回避-多くがプラスの成績

  • アジアのファンド、1月の成績は世界の平均を上回る-ゴールドマン
  • LyGHとピンポイントのリターンは共に8%超のプラス

アジアのヘッジファンドの大部分は先月、世界の一部ファンドに打撃を与えたオンライン掲示板「レディット」を巡る混乱を回避したもようだ。スノー・レイク・キャピタルとWTアセットは損失を出したものの、LyGHキャピタルやピンポイント・アセット・マネジメントを中心に多くのファンドがプラスのリターンを上げた。

  ゴールドマン・サックス・グループの顧客向けリポートによれば、ファンダメンタル分析を用いて株価の上昇・下落に賭けるアジアのヘッジファンドの1月の運用成績はほぼプラスマイナスゼロ。中国に重点を置くファンドは1.2%のプラスとなった。世界のファンドが平均で5.9%のマイナスだったのとは対照的だとゴールドマンは指摘した。

  アジアのファンドは1月最終週にはやや利益を吐き出したものの、それを除けば今年は好調な滑り出しとなっている。ゲームストップなどの銘柄を標的とした個人投資家のショートスクイーズ(踏み上げ)の影響で、株式相場は急落。先週の中国の流動性引き締めも本土株に打撃を与えた。

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  それでも成績が悪化したアジアのファンドより上向いたファンドの方が多く、域内にさらなる資金を呼び込む可能性が示唆されている。

  オルタナティブ投資について助言を提供するアルボーン・パートナーズのアジア責任者、リチャード・ジョンストン氏は「中国が先週、流動性を引き締めるまでは極めて順調だったが、その後は全てが下げに転じた」と指摘。「大方の人にとって、ショートスクイーズによる打撃よりも影響は大きかった」と述べた。

  LyGHキャピタルのグレース・ルー最高投資責任者(CIO)によれば、同社ヘッジファンドの1月のリターンは手数料を除いたベースで推定プラス8.2%。太陽光関連株のほか、消費・テクノロジー企業への投資が寄与した。

  ピンポイントのマネジングディレクター、ジェニファー・ウォン氏が明らかにしたところでは、同社の社名を冠した17億ドル(約1800億円)規模の中国ファンドのリターンはプラス8.4%だった。

  一方、スノー・レイクのアジア重視型ファンドはマイナス8.9%、WTアセットのヘッジファンドは推定マイナス10%だった。いずれも事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

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  中国本土株の指標であるCSI300指数は1月に2.7%上昇。香港のハンセン指数は3.9%高だった。一方、米市場のS&P500種株価指数は1.1%下落した。

原題:Asia Funds Skirt Reddit Rout as LyGH, Pinpoint Post Gains (1)(抜粋)

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