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クアルコム、世界的な半導体不足の拡大示唆-時間外で株価下落

更新日時
  • サプライチェーンの制約で業績が抑制された-モレンコフCEO
  • 半導体業界の品不足は広範囲、供給改善は年後半-次期CEO

スマートフォン用半導体メーカーで最大手の米クアルコムは3日、需要への対応に苦戦していることを明らかにし、世界的な半導体不足の拡大を示唆した。

  クリスティアーノ・アモン次期最高経営責任者(CEO)は「半導体業界での品不足は全体にわたる」と述べた。

  大半の半導体メーカーと同様、クアルコムも生産を台湾積体電路製造(TSMC)やサムスン電子に外注しているが、これらのサプライヤーは力強い需要回復にこれまでのところ調整し切れていない。自動車セクターはこの問題を最近指摘していたものの、クアルコムの見解は問題が広範囲にわたることを示唆した。

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  アモン氏はコンピューターや自動車、多数のインターネット接続機器向けの半導体の注文殺到で業界は圧倒されていると指摘。供給が改善するのは2021年後半だろうと付け加えた。

  クアルコムの株価は時間外取引で一時約6%下落。通常取引終値は162.30ドルで、年初来では6.5%高。

Dawn of 5G era brings promised demand

  同日発表した1-3月(第2四半期)売上高見通しは、アップルの最近の決算発表を受けて強気な見方を強めていた一部アナリストの失望を誘った。スティーブ・モレンコフCEOは、サプライチェーンの制約で業績が抑制されたと説明した。

  同社発表資料によれば、1-3月期の売上高は72億-80億ドル(約7600億-8400億円)を見込む。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は70億9000万ドルだった。1株利益は一部項目を除いたベースで1.55ー1.75ドルとなる見通しで、アナリスト予想平均は1.55ドルだった。

  クアルコムはスマートフォンをワイヤレスネットワークに接続するチップのメーカーで最大手。スマートフォンにコンピューター並みの機能を搭載するプロセッサーも供給する。アップルやサムスン電子などを顧客とするクアルコムの業績見通しは携帯電話市場の状況を映す指標として注視される。

  昨年10-12月(第1四半期)決算では、売上高は前年同期比62%増の82億4000万ドル。アナリスト予想平均は82億5000万ドルだった。純利益は1株当たり2.12ドル。一部項目を除いた1株利益は2.17ドルで、市場予想平均は2.09ドルだった。

原題:Qualcomm Warning Shows Semiconductor Shortages Are Spreading

Qualcomm Slumps After Forecast Disappoints Some Analysts (1)Qualcomm Gives Upbeat Sales Forecast on 5G Smartphone Demand(抜粋)

(時間外取引の株価を更新し、次期CEOのコメントを追加します)
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