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2月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500が小幅続伸、国債利回り曲線スティープ化

  3日の米株式相場は続伸。ただテクノロジー銘柄や小売株を中心とした売りで、取引終盤に上げ幅を大きく縮小した。米国債は続落。イールドカーブ(利回り曲線)のうち5年債と30年債の利回り格差が拡大した。

  • 米国株はS&P500が小幅続伸、エネルギーや金融株に買い
  • 米国債は続落、10年債利回り1.14%-利回り曲線スティープ化
  • ドル指数横ばい、ユーロ下落-ドルは105円近辺
  • NY原油は3日続伸、1年ぶり高値ーOPECプラスの表明で
  • NY金は小反発、1オンス=1835.10ドルで終了

  直近2日間の上げ幅が約3カ月ぶりの大きさとなっていたS&P500種株価指数はこの日、小幅な上昇で終了した。好決算を発表したグーグル親会社アルファベットが過去最高値を記録したが、アマゾン・ドット・コムの株価は下落。業種別指数ではテクノロジーが下げ、エネルギーや金融は上昇した。JPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーのアナリストが金融株に強気な見解を示したことから、銀行株は買われた。

  オンライン掲示板「レディット」に群がる個人投資家がショートスクイーズの標的にしたゲームストップとAMCエンターテインメント・ホールディングスは、この日は反発。バイオジェンはアナリスト予想を下回る通期業績見通しを示したのを受けて売られた。

  S&P500種は前日比0.1%高の3830.17。ダウ工業株30種平均は36.12ドル(0.1%)高の30723.60ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満低下した。

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は、「ここ数週間は株式市場に相当なノイズがあったため、堅調な経済指標が確認できたのは心強い」と指摘。個別銘柄ではバリュエーションが過度に伸長した兆候があるかもしれないが、「水面下で経済はしっかりと勢いを取り戻している」と語った。

  米国債は続落。5年債と30年債の利回り格差はほぼ5年ぶりの大きさとなった。ニューヨーク時間午後4時52分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.14%。米財務省は来週の四半期定例入札での中長期債発行計画を明らかにした。この日発表された米経済指標では、1月のADP民間雇用者数が市場の予想以上に増加し、同月のISM非製造業総合景況指数は予想外に上昇した。

  外国為替市場では、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数がほぼ横ばい。投資家は米国で大規模な財政刺激策がまとまる可能性や、ワクチン接種が本格化していることに注目した。

  ドルは対円で0.1%高の1ドル=105円03銭。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.2036ドルと、年初来安値を更新した。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。約1年ぶりの高値を記録した。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が新型コロナ禍による余剰供給を迅速に解消する取り組みを続けると表明したため、買いが続いた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は93セント(1.7%)高の1バレル=55.69ドルと、2020年1月下旬以来の高値で終了した。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1ドル高の58.46ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%高の1オンス=1835.10ドルで終了。

原題:S&P 500 Pares Gains Into the Close as Nasdaq Drops: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Steady as Shares Extend Gains; Euro Falls: Inside G-10(抜粋)

Oil Surges as OPEC+ Pledges to Clear Pandemic-Driven Surplus(抜粋)

◎欧州市況:イタリア株・国債が高い、ドラギ氏の組閣要請受諾で

  欧州株は3日続伸。個人投資家による投機的な動きが後退したほか、決算への楽観も支援材料となった。イタリア株は大幅上昇。欧州中央銀行(ECB)の前総裁、マリオ・ドラギ氏がイタリアのマッタレッラ大統領からの組閣要請を受諾したことが好感された。

  ストックス欧州600指数は0.3%高。イタリアの銀行株が上昇し、同国の株価指数FTSE・MIBは2.1%上昇した。ドラギ氏は組閣し、新型コロナウイルス対策と深刻なリセッション(景気後退)に立ち向かうことになる。

  ノルデア・アセット・マネジメントのマクロストラテジスト、セバスチャン・ゲーリー氏は「われわれはイタリアのことを慎重ながらも楽観している。ドラギ氏は変革をもたらす人物であり、かなり尊敬されている」と指摘。「市場の反応はドラギ政権がしばらく続き、改革を実施するとの見解を示唆している」と述べた。

  欧州債市場ではイタリア債が上昇し、ドイツ債が下落した。ドラギ氏の組閣要請の受諾が影響した。

  英国債は10年債を中心に下落。同年債利回りは昨年11月16日以来の高水準に上昇した。4日はイングランド銀行(英中銀)による金融政策判断の発表が控えている。スナク英財務相は年金に関する保証を保持する計画で、政府の借り入れが増大する可能性がある。

主要な国債利回り 
ドイツ10年債利回りは2bp上昇のマイナス0.47%
イタリア10年債利回りは6bp低下の0.59%
フランス10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.24%
英10年債利回りは2bp上昇の0.37%

bp=ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:BTP-Bund Spread Narrows By Most Since June; End-of-Day Curves、Italian Shares Lead Europe Stock Rally as Draghi Accepts Mandate(抜粋)

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