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超長期債が上昇、30年入札無難通過で買い安心感-米金利先高観は重し

更新日時

債券市場では超長期債が上昇した。この日に実施された30年債入札を無難に通過して投資家需要が確認されたことから、買い安心感が広がった。一方、米長期金利の先高観が強まる中、全体的に上値は限定された。

  • 新発30年債利回りは一時、前日比1ベーシスポイント(bp)低い0.655%
  • 新発20年債利回りは一時1bp低い0.45%
  • 新発40年債利回りは0.5bp低い0.70%
  • 長期国債先物3月物の終値は7銭安の151円67銭。前日の米国市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ売りが先行。一時151円60銭まで下げたが、引けにかけて下げ幅をやや縮めた

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 30年債入札で0.6%台後半での需要が確認できた
  • 当面は1月18日に付けた0.675%が30年金利のピークとして意識されやすくなる可能性
  • 日本銀行による一連の発信を受けて3月以降のスティープ化政策に対する懸念も一頃よりは強くない面があり、超長期債の金利先高観がやや弱まった

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 経済指標の好調など米経済の見通しが明るくなってきており、需給に加えて米国債を取り巻くセンチメントの変化に注意が必要
  • 米長期金利が1.2%程度で上昇が止まらない可能性もある中で、円債だけがしっかりするイメージを持ちにくい
  • むしろベアスティープ(傾斜)のリスクをみておいた方がいい

30年債入札

  • 最低落札価格は100円85銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想と一致
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.47倍と、前回の2.98倍から上昇
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は9銭、前回10銭
  • 備考:過去の30年債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.110%0.055%0.455%0.660%0.700%
前日比横ばい横ばい横ばい-0.5bp-0.5bp-0.5bp
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