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ナワリヌイ氏、2年8月の実刑に-反政府デモ拡大のリスクも

  • 執行猶予期間中に義務履行しなかったとして切り替え認める
  • ナワリヌイ氏、下着に仕込まれた毒はプーチン大統領の仕業と主張

モスクワの裁判所は2日、2014年に詐欺罪で執行猶予付きの有罪判決(禁錮3年6月)を受けていた反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)に対し、実刑を適用する判断を下した。執行猶予期間中に義務を履行しなかったとして検察当局などが切り替えを求めていた。自宅軟禁となっていた10カ月を差し引き、2年8月の禁錮刑となる。

  ナワリヌイ氏は神経剤による襲撃を受け、治療のために滞在していたドイツから1月半ばに帰国し、その直後に拘束されていた。この暗殺未遂について同氏と欧米諸国はロシア当局の工作員の関与を指摘するが、プーチン政権は否定している。実刑によってナワリヌイ氏を隔離することにはなっても、反プーチン政権デモはエスカレートするリスクがある。

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  この日、法廷でナワリヌイ氏は「私が自由の身でロシアに戻ることを望まない人物がいた。それが誰かは周知のことだ。下着に仕込まれた毒はプーチン大統領の仕業だ」と主張。検察側は異議を唱え、判事からは「ここはデモンストレーションの場ではない」と警告される場面があった。

  ナワリヌイ氏の弁護団は上訴する方針だ。

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モスクワの裁判所で弁護士と話すナワリヌイ氏(2月2日)

  この判決を受け、ブリンケン米国務長官はあらためてナワリヌイ氏の即時釈放を求めた。またジョンソン英首相はツイッターで、この決定は「全く卑劣なもので、司法の最も基本的な基準を満たしていない」と指摘した。  

原題:Russia Jails Navalny for Over Two and a Half Years Amid Protests(抜粋)

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