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中国アリババ傘下のアント、IPO中止前の四半期利益は2360億円

  • アリババはアントの33%保有、IPO計画は当局が突然中止を命令
  • アント事業、「かなりの不透明性」-アリババCEOが認める

中国のアリババ・グループ・ホールディング傘下のフィンテック企業アント・グループは昨年7-9月の利益が約145億元(約2360億円)に上っていた。この直後にアントは世界最大規模となる新規株式公開(IPO)を計画していたが、当局は突然の中止を命じ、アントに事業縮小を指示した。

  アリババの発表によると、7-9月のグループ利益に対するアントの寄与は48億元だった。アリババのアント持ち分は33%のため、アントの同期利益は145億元だったことになる。アントはコメントを控えた。

  アントは昨年11月に350億ドル(約3兆6760億円)規模のIPOを計画していた。突然の中止命令を下した中国当局は、アントのオンライン決済における圧倒的優位を崩し、消費者金融とウェルスマネジメントへの拡大を縮小させる数多くの要求を突き付けており、同社の成長見通しは後退を余儀なくされている。

  アリババの張勇最高経営責任者(CEO)は投資家向け電話会議で、アントの事業に「かなりの不透明性」があると述べ、新たな規制の影響を計ることは困難との認識を示した。

  アリババは併せて、10-12月の売上高が前年同期比37%増の2211億元だったと発表した。アナリスト予想の平均である2153億元を上回った。株主に帰属する純利益は52%増の790億元。社内に内部検証を行う特別チームを設置し、規制順守について独禁当局と積極的に連絡を取り合っているとも明らかにした。

原題:Jack Ma’s Ant Posted $2.3 Billion Profit Before Halt of IPO (1)Alibaba Sales Beat Estimates as Regulatory Headwinds Loom (1)(抜粋)

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