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債券投資家もESGアクティビストに-株主に続き「物言う」存在に

  • 債券投資家がESG問題で発行体に対応迫る、企業の決定左右する力
  • 拒めば企業は資金コスト上昇のリスク、応じることに利点あり

債券投資家が企業に環境・社会・ガバナンス(ESG)問題への取り組みを迫るため行動し始めた。

  世界で40兆ドル(約4200兆円)規模のクレジット市場の参加者は、ロードショーや業界団体、投資引き揚げを通じて発行体に、環境、社会、ガバナンス問題への対応を迫る。アクティビスト投資家と言えば物言う株主が定番だったが、債券投資家も力を振るうことが可能だ。

  ロンバード・オディエ・インベストメント・マネジャーズのサステナブル投資調査・戦略責任者のクリス・カミンカー氏は「クレジット投資家の熱意がどんどん高まっている」とした上で、「債券投資家は強力だ。株価が下がっても企業はつぶれないが、借り換えができなかったり資金コストが高くなりすぎたりすればつぶれる」と指摘した。

  英銀バークレイズ、CPIプロパティー・グループ、インドステイト銀行など、ESG問題で債券投資家と協力したり行動を迫られたりした企業は増えている。評判を別としても、安定した投資家基盤を築き資金コストが低いESG債へのアクセスを得るため、変化の求めに応じることには発行体にとって利点がある。

  ソシエテ・ジェネラルの資本市場担当ディレクター、フェルナンド・ガルシア氏は「ESG問題に関する債券保有者の意見や要求はいっそう重要度を増すだろう」とし、「間違いなく企業の決定を左右する」と述べた。

  フィデリティ・インターナショナルでサステナブル・リデュースト・カーボン・ボンド・ファンドを運用するクリス・アトキンソン氏は、株式投資やESGの専門家も巻き込んで気候変動戦略でバークレイズに影響力を行使したという。「バランスシートの両サイドに関わっているわれわれはレバレッジを効かせられる」と同氏は述べた。

  バークレイズは気候変動に関してあらゆる種類の投資家と定期的に協議していると、広報担当者がブルームバーグ・ニュースに述べた。

Euro tobacco bonds underperform as ethical investors ditch the sector

原題:
Credit Market Throws Weight Behind Shareholder ESG Activism (1)(抜粋)

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