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豪中銀、1000億豪ドル国債追加購入へ-金利と利回り目標据え置き

更新日時
  • 早くても24年まで利上げの条件が満たされるとは思わないとロウ総裁
  • 21、22両年の成長率3.5%、今年半ばまでに19年末の水準回復と予想

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は2日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の0.10%に据え置くことを決定した。3年国債の利回り目標も0.10%前後に維持された。

  豪中銀はまた、現行の債券購入プログラムの4月半ばの終了に伴い、1000億豪ドル(約8兆円)相当の国債を追加で買い入れる方針も決めた。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト28人全員が金利据え置きを予想していた。

Shopping Spree

RBA has completed A$122.3 billion in bond purchases since March 2020

Sources: RBA, Bloomberg

Note: RBA publishes Three Year Yield Target purchases alongside its Long Dated Market Operations in its Open Market Operations listings. Data as of Jan. 28.

  ロウ総裁は声明で、「政策委員会は実際のインフレ率が持続的に2-3%の目標レンジで推移するまでキャッシュレートを引き上げない」とあらためて確認した。

  さらに「これが起きるには、賃金上昇率が今よりかなり加速しなければならず、それには雇用の著しい伸びに加え、労働市場が再び逼迫(ひっぱく)する必要がある。政策委は早くても2024年までこれらの条件が満たされるとは考えていない」と説明した。

  これらの発表後、豪ドルは0.4%下落。シドニー時間午後3時24分(日本時間同1時24分)時点で1豪ドル=0.7628米ドルで取引された。10年物国債利回りは約5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.12%。国債の追加購入については、1週間に50億豪ドルの現行ペースを維持するとした。

  RBCキャピタル・マーケッツのストラテジスト、アルビン・タン氏は「市場はテーパリングの兆しに備えていたようだ。国債追加購入はそうした期待に明らかに反している上、メッセージもハト派的だ」と語った。

  豪中銀は豪経済の中心シナリオを更新し、21、22両年の国内総生産(GDP)成長率を3.5%と予想。今年半ばまでに成長率は19年末の水準に戻るとの見通しを示した。同シナリオで失業率は今年末時点で6%前後、22年末時点で5.5%を見込んでいる。

  豪中銀は昨年11月、オフィシャル・キャッシュレートの誘導目標と3年国債の利回り目標を0.10%に引き下げる一方、期間5-10年程度の政府債を半年間で1000億豪ドル相当新たに購入する量的緩和(QE)プログラムの導入を発表した。 

原題:RBA Extends Bond-Buying Program by A$100 Billion; Aussie DropsAustralia to Extend Bond-Buying Program by Further A$100 Billion、RBA Keeps Rate Unchanged at 0.10%; Decision History、RBA Keeps Key Rate, Yield Unchanged, as Seen by All Economists(抜粋)

(経済見通しやコメントなどを追加して更新します)
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