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アップルが140億ドルの起債-調達資金で株主還元拡大へ

更新日時
  • 6本立てで発行、最長年限の40年債はスプレッド95bp-関係者
  • 社債発行は昨年5月以降3回目、低い借り入れコストの機会活用

アップルは低い借り入れコストを生かし、総額140億ドル(約1兆4700億円)規模の起債を実施した。社債発行は昨年5月以降3回目となり、株主還元の拡大を目指す。

  事情に詳しい関係者によると、アップルの社債は6本立てで、最長年限の40年債は米国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)が95ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。仮条件は115-120bpだった。詳細な情報が非公開であることを理由に匿名を条件に語った。

  同社は2017年以降、米投資適格級市場で1年間(暦年ベース)に2回以上社債を発行したことはなかったが、昨年は2回起債。極めて低い金利環境を資金調達の好機と捉え、自社株買いや配当といった株主還元を積極化している。

  トレースによると、アップルの既発の40年債(表面利率2.55%、2060年償還)は米国債に対するスプレッドが1日に5bp余り拡大し89bp前後。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアクレジットアナリスト、ロバート・シフマン氏は「アップルは手元現金が1960億ドルあるにもかかわらず、社債市場をまたも活用している。これは株主還元のペースが記録的なものになる公算が大きいことを示唆している」と分析した。

  アップルは調達資金を自社株買いや配当支払いを含む一般運転資金に利用すると説明している。

  関係者によると、今回の起債はゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーが幹事を務めた。

原題: Apple Selling $14 Billion of Bonds as Share Buybacks Seen Rising(抜粋)

 

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