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EUのワクチン輸出方針、不手際の責任は通商委員に-欧州委員長

  • 北アイルランド向け輸出制限案にアイルランドが反発、EUは撤回
  • 責任は通商担当のドムブロフスキス副委員長-欧州委員長報道官

ワクチンの輸出管理を巡り批判の矢面に立たされた欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、責任の所在はドムブロフスキス副委員長(通商担当)にあるとし、矛先をかわそうとした。

  欧州委員会は1月29日、欧州連合(EU)から英国領北アイルランドへのワクチン輸出を制限する案を発表した。英国のEU離脱交渉の間も北アイルランドの国境を制限することはないとEUは主張してきたが、この約束をほごにした格好で、英国とアイルランドから激しい反発を招いた。同日夜になって欧州委は突然、この案を取り下げた。

European Union Vaccine Export News Conference

欧州委員会のドムブロフスキス副委員長(通商担当)

  フォンデアライエン委員長の主任報道官を務めるエリック・ママー氏は、「この問題の先頭に立っていた委員、つまり通商担当のドムブロフスキス副委員長に言及したい」と記者団に発言。「この規制の責任はドムブロフスキス氏と同氏のチーム、当然ながら同氏に対応する欧州委員会の担当部局にある」と述べた。

  フォンデアライエン氏はEU内で生産された新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンを製薬企業が域外に輸出する際、事前に承認の取得を義務付ける措置を拙速に採用したとして厳しい批判を受けている。EU関係者の間では、誰が責任を取らされるのかについて臆測が飛び交っていた。

原題:
Von Der Leyen Blames EU Trade Chief for Vaccine Export Gaffe(抜粋)

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