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ゴールドマン、トレーダーつなぎ留め強化-賞与受給に新たなハードル

  • ポートフォリオトレーディンググループに6カ月のガーデニング休暇
  • 6カ月の戦線離脱、若手トレーダーには特に厳しい条件に

米銀大手ゴールドマン・サックス・グループは、優秀なトレーダーの流出防止策を強化した。

  同社はポートフォリオトレーディンググループの従業員に、20年のボーナスを受け取る条件として6カ月間は競合他社で働かないとの誓約書に署名することを求めた。事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、これにより他社への移籍が難しくなる。ガーデニング休暇とも呼ばれる待機期間が6カ月となるのは、上級職では普通だがトレーダーのレベルではその半分以下の場合が多い。

  ウォール街では市場の昨年の熱狂が冷める可能性を見越して、革新的な商品への依存が高まるとの見方がある。複数の証券をバスケットにまとめるポートフォリオトレーディングは、近年成長が著しい商品の中でも特に有望だ。業界ウォッチャーによれば、これはゴールドマンが早々に優位を確立した分野でもある。

  ゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。

  大手金融機関はかねて、元従業員が社外秘の情報や現在担当している仕事を新しい雇い主に持っていくことを防ぐため、ガーデニング休暇の正当性を主張している。しかしこのポリシーには、トレーダーらを日々の市場情報から切り離してしまうことで移籍自体を難しくする効果もある。若手のトレーダーにとっては特に、半年間業務を離れることは厳しく、新しい職場で苦労することになるだろう。

  ゴールドマンではこれまで、ポートフォリオトレーディングの一部幹部にこのポリシーが適用されたが、今後はグループ内で適用の対象が広げられると関係者の1人が述べた。

  株式で始まったポートフォリオトレーディングは、クレジット市場にも広がった。ポートフォリオトレーディングでは複数の証券をまとめたバスケットを、数秒で取引することができる。標準的な取引として採用されるようになった背景には、上場投資信託(ETF)市場の爆発的な成長がある。顧客からの解約請求に直面したヘッジファンドは、特定のETFに適した証券をセットにすることで買い手を見つけやすくしている。

原題:
Goldman Tightens Golden Handcuffs for a Booming Trading Desk(抜粋)

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