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長期金利が低下、10年債入札結果順調で買い優勢-超長期債は上値重い

更新日時

債券市場では長期金利が小幅に低下した。日本銀行が3月に行う政策点検に対する警戒感が強い中、この日実施された10年利付国債入札が順調な結果となったことで買いが優勢となった。一方、超長期債は4日の30年利付国債入札を控えて上値の重い展開だった。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.05%
  • 新発20年債利回りは0.5bp高い0.47%
  • 長期国債先物3月物の終値は1銭安の151円75銭。小安く始まった後は横ばい圏でもみ合いとなり、10年入札結果発表後には買いが優勢となり一時151円84銭まで上昇したが、その後は徐々に水準を下げた
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤上席参与

  • 日銀の3月点検を前に警戒感が強い中、10年債入札は結構良い結果に終わった
  • 投資家は期末までに一定の債券残高を積み増す必要があり、資金運用ニーズが強かった

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 2月の国債買い入れ計画で残存1-3年と3-5年のレンジが引き下げられたが、それ以降も金利はさほど上がっておらず、10年債を0.05%あたりで買っておこうという投資家が結構いた
  • 超長期債は4日の30年債入札を控え若干上値は重いが、30年債はある程度需要があるとみられており、入札が終われば買われやすくなるだろう

10年債入札

  • 最低落札価格は100円45銭、市場予想は100円44銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.42倍、前回3.40倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭、前回3銭
  • 野村証の中島氏
    • テールは出ておらず最低落札価格も市場予想を上回り、事前の警戒感が高かったことを考えると非常に良い結果
    • 最大の理由は利回りの上昇による水準感だろう
  • 備考:日本債券:10年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.110%0.050%0.470%0.665%0.710%
前日比横ばい横ばい-0.5bp+0.5bp横ばい横ばい
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