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エクソンモービルとシェブロンのCEOが昨年合併を協議-DJ

更新日時
  • 新型コロナのパンデミックによる石油・ガス需要減少が協議の背景
  • 合併実現なら新会社の時価総額は37兆円超へ

米国の石油大手のエクソンモービルとシェブロンの最高経営責任者(CEO)は昨年、合併について協議した。ダウ・ジョーンズ(DJ)通信が事情に詳しい複数の関係者の話を引用して伝えた。

  関係者によると、シェブロンのマイク・ワースCEOとエクソンのダレン・ウッズCEOは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で石油・ガス需要が落ち込み、両社の財務への負担が増大したのを受けて協議した。協議は予備的なものだと説明されており、現在は行われていないが、将来再開の可能性はあるとDJは伝えた。

  両社の合併が実現すればエネルギー業界で過去最大のディールとなる。現在の株価を基にすると、新会社は時価総額3500億ドル(約37兆円)超の巨大企業となり、売上高でサウジアラムコをしのぐ。エクソンとシェブロンは米国内外で石油・天然ガス生産関連の巨大資産や、大規模な精製、化学品事業を有する上、一目で分かるリテールブランドも展開する。

  しかし、規模や複雑さを考えると両社合併を進めることは気が遠くなる作業だろう。両社はいずれもジョン・D・ロックフェラー氏が経営した強大な独占的石油会社スタンダード・オイルの米政府による分割で誕生した企業が前身。エクソンとシェブロンが合併した場合、新会社がエネルギー産業の川上と川下の両セクターで持ち得る立場を世界の反トラスト(独占禁止法)当局は熟考する必要が出てくる。

  エクソンとシェブロンはDJの報道についてコメントを控えた。

原題:Exxon, Chevron CEOs Discussed Merger Last Year, Says (1) (抜粋)

(反トラスト法上の懸念など追加して更新します)
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