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1月29日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株反落、懸念続く-S&P500は週間で10月来の大幅安

  29日の米株式相場は大幅反落。一部の個人投資家による取引が市場に大混乱を引き起こしているとの懸念が続く中、あらゆる業種が広範に売られた。新型コロナウイルスのワクチン配布見通しが不透明なことも意識された。

  • 米国株は大幅反落、ダウ620ドル安-S&P500は年初来マイナス
  • 米国債は下落、10年債利回り1.08%
  • ドル上昇、対円104円後半
  • NY原油は続落、需要懸念戻る-週間でも下げ
  • NY金は反発、1オンス=1850.30ドルで終了

  S&P500種株価指数は年初来の騰落率がマイナスに転じた。週間ベースでは3カ月ぶりの大幅安。大きく空売りされている銘柄に個人投資家が買いを入れる中、ヘッジファンドが市場エクスポージャーを減らす必要に迫られるとの観測が強まった。

  ゲームストップとAMCエンターテインメント・ホールディングスが急反発。インターネットのチャットルームで人気を集める銘柄のボラティリティーが再び高まったことを示唆した。複数の証券会社が、今週の株価乱高下を受けて講じた取引制限を解除すると発表した。

  S&P500種は前日比1.9%安の3714.24。ダウ工業株30種平均は620.74ドル(2%)安の29982.62ドル。ナスダック総合指数は2%下落。ニューヨーク時間午後4時20分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.08%。

  新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の先行きも意識された。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)による1回接種型のワクチンは大規模な後期の臨床試験で高い効果を示したが、南アフリカ型変異株に対しては有効性が比較的低かった。

  INGグループのマクロ担当世界責任者、カルステン・ブルゼスキ氏は「ロックダウン(都市封鎖)の長期化および厳格化は、景気にとって良い前触れだとは言えない」と述べた。

  外国為替市場ではドル指数が上昇。週間ベースでは10月以来の大幅高。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時21分現在、ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.2132ドル。ドルは対円で0.5%高の1ドル=104円74銭。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。株式をはじめ幅広い資産が売られる中、石油需要の回復状況も依然として不確実な状況となっている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は14セント(0.3%)安の1バレル=52.20ドルで終了。週間ベースでも前週に続きマイナスとなった。ロンドンICEの北海ブレント4月限は6セント安の55.04ドル。この日が最終取引の3月限は35セント高の55.88ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.5%高の1オンス=1850.30ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Sell Off in Worst Week Since October: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Heads for Weekly Gain as U.S. Shares Tumble: Inside G-10(抜粋)

Oil Stalls for Third Week With Demand Concerns Back in Focus(抜粋)

Reddit Investors Piling Into Silver Drive Up Prices a Second Day(抜粋)

◎欧州市況:株下落、週間で10月以来の大幅安-フランス債など軟調

  29日の欧州株は下落。デイトレーダーに仕掛けられたヘッジファンドによるショートカバーで売り長の銘柄がこのところ上昇していたが、この日は反落した。

  ストックス欧州600指数は1.9%安で終了。全ての業種が下落した。週間では3.1%安と昨年10月以来の大幅下落。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)強化やワクチン接種の遅れ、米国株のボラティリティーが問題となる中で、月間でも3カ月ぶりに下落した。

  この日は、ゴールドマン・サックス・グループによる欧州で最も売り長の銘柄で構成されるバスケットが下落。ドイツの電池メーカー、ファルタ、ポーランドのゲーム開発会社CDプロジェクトがそれぞれ16%を超える下げとなるなど、これまで買いを集めていた銘柄が後退した。

  レイモンド・ジェームズの欧州担当ストラテジスト、クリス・ベイリー氏は「1月末は11月や12月に利益が出ている場合を中心に、利益確定の時期になりやすい。少しの売りが、さらなる売りを誘うこともある。だが、28日に一部の取引で見られたように、買いの好機にもなり得る」と語った。

  欧州債市場では、ドイツ債とフランス債が下げを削った。イタリア債は小幅安だった。

  短期金融市場が織り込む欧州中央銀行(ECB)の5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利下げの時期は9月と、28日の7月から後退した。ECB政策委員会メンバーでアイルランド中銀総裁のマクルーフ氏は、現時点で利下げの必要はないとの考えを示した。

  来週の長期債発行にも注意が向かった。2月4日にフランスは10年債、15年債、20年債、30年債を合計110億ユーロ発行し、スペインは3年債、5年債、10年債の入札を実施する予定。

  ドイツ10年債利回りは2bp上げてマイナス0.52%、フランス10年債利回りは3bp上昇のマイナス0.28%。イタリア10年債利回りは1bp上昇の0.65%。

原題:
European Equities Deepen Weekly Slump as Shorted Stocks Decline(抜粋)

Semi-Core Bonds Lead Euro-Area Drop; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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