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コロナなくならなくても科学の力で打ち勝てる-ファイザーCEO

  • 季節性インフルのようなワクチン対応必要となる可能性排除できず
  • トランプ前大統領は直感頼りだった-ブーラ氏がインタビューで語る

米ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、ブルームバーグのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューで、新型コロナウイルスとの闘いにおける同社の取り組みなどについて語った。

ミクルスウェイト:新しいコロナウイルス変異株について、われわれはどれほどの懸念が必要か?

ブーラ氏:恐れるべきではないが、準備する必要はある。われわれは現在、非常に有効な監視ネットワークの構築に集中している。新しい変異株が出現するたびに、ワクチンが有効かどうか少なくとも研究所でテストできるようになるだろう。

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ファイザーのアルバート・ブーラCEO(ニューヨーク市郊外の自宅で)

Photographer: Maegan Gindi for Bloomberg Businessweek

ミクルスウェイト:コロナワクチンは毎年のインフルエンザ予防接種のようなものになるのか?

ブーラ氏:その可能性は排除しない。2カ月前に質問されたなら、イエスと答え、それは可能性としてあると述べていただろう。今の答えはその可能性が高いというものだ。まだ分からないが、コロナはなくならないのではないか。

  ただ、われわれにはコロナをインフルエンザのようなものにするツールがあるようにも見受けられる。これはコロナがわれわれの生活や経済を混乱させないことを意味する。

ミクルスウェイト:十分な量のワクチン確保を巡って欧州連合(EU)では騒動が起きている。ドイツ保健相は輸出禁止の可能性にまで言及した。そうなればファイザーを含む医薬品メーカーは欧州で製造したワクチンを域外に輸出できなくなる。それについてどう思うか?

ブーラ氏:誰かがワクチン輸出を禁止できるとほのめかすことすら良い考えだとは思わない。このワクチンの製造に必要な原料の多くは他の国々からもたらされていることを留意すべきだ。1国が禁止すれば他の国はどうするだろう。欧州を助けるのではなく双方の利益にならない状況につながる。

ミクルスウェイト:バイデン新政権とトランプ前政権の大きな違いはなにか?

ブーラ氏:どちらかの側につくことはしたくないが、明確な違いがある。現大統領は非常に科学中心、科学重視の姿勢だ。トランプ前大統領は直感に頼るところが大きかった。ワクチンは複雑な科学であるため、直感が正しい道とは言えない。米国民を支援するため前政権の担当者は最善を尽くしたと思うが、新政権の人たちの方が自分が何をしているかよく理解しているようだ。

ミクルスウェイト:あなたがバイデン大統領の立場だったら医療システム改善のために何をするか?

ブーラ氏:米国のコロナの悲惨な数字は多くのことが原因だったと考える。政治問題化がその一つだ。例えば、マスクを着用しないことが政治的な声明となった。これは死者数増加の大きな要因となった。

  コロナからわれわれが得た最大の教訓の一つは、民間セクターにある科学の力だ。早い段階で人工呼吸器不足を解消させたのは民間セクターでありヘルスケア産業だ。そして治療薬、今やワクチンへとつながった。こうしたことは偶然では起きない。われわれが活気に満ちた産業だからこそ起き得たのだ。

原題:Pfizer CEO Says Science Will Prevail With Covid-19 Here to Stay(抜粋)

(原文は「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」誌に掲載)

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