, コンテンツにスキップする

ドル・円が7週間ぶり高値、月末フローやリスク回避でドル買い優勢

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は上昇し、一時昨年12月10日以来の高値を更新した。月末や実質五・十日(ごとうび)に絡む需給中心の展開の中、仲値公示にかけてドル買い・円売りが先行。その後は米株価指数先物やアジア株の下落を背景に全般的にリスク回避のドル買いが強まり、ドル・円を支えた。

  • ドル・円は午後3時28分現在、前日比0.2%高の104円49銭。104円22銭を安値に一時104円57銭まで上昇
  • ドルは主要通貨全てに対して上昇。対オーストラリアドルでは一時0.6%高
「雲」を上抜け

市場関係者の見方

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • ファンド勢など対円だけでなく対他通貨でもドルを買い戻す動きが続いている。ただ、月末のフローだけでいうと日本の場合、104円半ばは実需はドル売り圧力が強いようだ
  • この後動くとすればロンドンフィクシング。仮に先月高値104円75銭を抜けると、月足で昨年6月以降のきれいなドル安トレンドが転換するサインになりそう 

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

  • 株価が不安定で、月末で金曜であると考えるとリスクオフが先にくる
  • ドル・円は一目均衡表の雲を抜けてきており、足元のドル安は少し変わったかもしれない
  • チャート的には昨年11月高値の105円70銭付近が視野に入ってくるが、まずは雲の上限の104円30銭を上回ってきょう終わらないと始まらない

三菱UFJ銀行の丸山元気上席調査役(ニューヨーク在勤)

  • リフレで金余りでドル安という長期観は変わっていないだろうが、昨年後半にかなりやったので、1、2カ月調整してもおかしくない。長期的なリフレビューと短期的な悲観やポジション調整が拮抗(きっこう)する形でしばらくいく可能性もある

背景

  • 29日の株式市場は不安定な動き。米国株は前日に反発した後、アジア時間の先物指数は下落。アジア株も下げ、日経平均株価は前日比534円安で終了
  • 米証券保管振替機構(DTCC)は28日、一部銘柄の極端なボラティリティーは証券会社にとっての「相当なリスクを生じさせた」との見解を表明
  • バイデン米大統領が提案した1兆9000億ドル規模の経済対策を巡って、民主党は来週にも財政調整措置を進め始めることを示唆。共和党は反発
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE