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アリババ、来月2日に決算発表-中国当局による締め付けの影響見極め

  • 10-12月売上高は33%増と、同四半期として5年ぶり低い増収率か
  • 規制の実施程度がなお不透明-ブルームバーグ・インテリジェンス

中国の電子商取引大手アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏が先週のビデオ会議に1分程度の動画で登場し、当局による締め付けの強さを巡る臆測が数カ月にわたり続いていた同社にとってはひとまず一息付けた。だが、1500億ドル(約15兆6700億円)相当の時価総額を失うことになった同じ問題に投資家が再び直面する中で、こうした安堵(あんど)は続かないかもしれない。

  アナリスト予想の平均によると、アリババが来月2日に発表する昨年10-12月(第3四半期)売上高は前年同期比33%増の2154億元(約3兆4800億円)と過去最高を更新するものの、10-12月としては5年ぶりの小さな増収率にとどまる見通し。

Jack Ma Emerges for First Time Since Ant, Alibaba Crackdown

動画で登場した馬雲氏(1月20日)

  フィンテック企業アント・グループによる史上最大規模の新規株式公開(IPO)が中止を余儀なくされた昨年11月に不透明感が生じ、その後にアリババを巡る当局の調査が始まった。

  アントIPO中止以降、アリババ株は16%安と、香港ハンセン指数で下げが目立っている。上場来高値を今週更新し、時価総額が1兆ドルに一時迫ったライバル企業のテンセント・ホールディングス(騰訊)とは極めて対照的だ。

テンセント株が大幅反落-記録的上昇で時価総額1兆ドルに迫った後

Tencent's valuation has pulled away from Alibaba's amid antitrust crackdown

  ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアアナリスト、ベイサーン・リン氏は「規制の実施程度がなおかなり不透明だ」と指摘。マーチャントに対して他社に出店しないよう迫るなどの慣行はもはや不可能で、アントのバリュエーションも再構築後に相当下がるとの見方を示す。

アント・グループの企業価値、7000億元割り込む恐れ-中国の規制で

  アリババが株式の3分の1を保有するアントの昨年7-9月のアリババ利益への寄与は約6億8900万ドルだった。

  フランクリン・テンプルトンのポートフォリオマネジャー、ジョナサン・カーティス氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「アントは予想される監督当局からの要求に対処するため、自社のビジネスモデルに調整を加えつつあり、アリババにある程度の悪影響が出ている」と話した。

原題:Alibaba Faces Investors After Crackdown on Jack Ma’s Empire (1)(抜粋)

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