日銀2月国債買い入れ、短中期ゾーンのレンジ下げ-先物安い
船曳三郎
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日本銀行は29日、2月の長期国債買い入れオペの月間予定を発表した。残存期間1年以下と1年超3年以下、3年超5年以下のオペの1回当たりの買い入れ額のレンジを引き下げた。
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SMBC日興証券の奥村任ストラテジストは、「需給が逼迫(ひっぱく)しているゾーンに対しては減額するというスタンスが確認された」と指摘。「残存1-3年も1月に続いてレンジを引き下げており、やや多めに対応した印象だ」と言う。
3ゾーン以外の買い入れ額のレンジや月間の実施回数は1月から据え置かれた。月2回実施する物価連動債、偶数月に1回の変動利付債のオペ予定も変更はなかった。
債券市場はやや売りで反応した。長期国債先物の中心限月3月物は夜間取引でオペ予定発表後に水準を下げ、一時151円76銭と、日中取引終値比6銭安となった。現物債市場では長期金利は0.05%での推移が続いている。
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(市場関係者のコメントと債券先物の値動きを追加して更新しました)
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