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【債券週間展望】長期金利上昇か、日銀の変動幅拡大観測と10年入札で

2月第1週(1日-5日)の債券市場では長期金利の上昇が予想されている。日本銀行による3月の政策点検を巡って、10年金利の変動許容幅を拡大するとの観測が根強く、2日の10年国債入札に対する警戒感も高まりやすいとみられている。

市場参加者の見方

◎BofA証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 日銀会合の主な意見でも出ていた変動幅拡大が注目される中、10年入札は警戒され、金利上昇圧力が掛かりやすい
  • 日銀が利回り曲線のスティープ(傾斜)化を望む中では超長期債にもいきづらい
  • ただ、10年金利が0.05%を超えれば投資家需要が出てくるのではないか。30年入札も0.67%ぐらいまで利回りが上昇すれば需要は集まる
  • 長期金利の予想レンジは0.030%~0.060%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 10年金利の変動幅拡大や資産買い入れの柔軟化など、3月に向けた政策点検への警戒感が高まっており、積極的に上値を買い進む動きは限られる
  • 日銀は1月に残存1-3年と1年以下の買い入れオペを減額しており、景気回復期待を背景に金融市場が落ち着きを取り戻す中、今後も減額を徐々に進めるだろう
  • 10年と30年の入札は、投資家の押し目買いに支えられて消化に問題はないだろうが、相場の上値を抑える要因になる
  • 長期金利の予想レンジは0.030%~0.060%

国債入札予定

対象発行予定額
  2日10年利付国債2.6兆円程度
  4日30年利付国債9000億円程度


主な材料

  • 1日:1月の米ISM製造業景況指数
  • 2日:昨年10ー12月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値
  • 3日:1月のユーロ圏の消費者物価指数(CPI)
  • 4日:欧州中央銀行(ECB)経済報告
  • 5日:1月の米雇用統計
  • 7日:11都府県を対象とする緊急事態宣言の期限
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