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EU復興基金、1.5ポイント成長押し上げも-使途次第ではほぼゼロに

  • 生産性を高める公共投資への利用なら効果は最大-ECBがリポート
  • 直接現金給付は短期間にわずか0.25ポイント押し上げ、望ましくない

ユーロ圏各国政府は、欧州連合(EU)の復興基金の使い方次第で域内経済成長率を1.5ポイント押し上げることもできるが、効果がほぼゼロに終わる可能性もある。欧州中央銀行(ECB)の調査が示した。

  ECBが28日発表したリポートによると、7500億ユーロ(約94兆8700億円)規模の復興基金が「生産性を高める公共投資」に活用された場合、賃金や民間投資家のリターン増加につながり最大の効果を上げることができる。その効果は2025年にピークとなるが、復興基金が見込む「期間以降も」継続するとECBは予測する。

  市民への直接現金給付や債務削減に復興基金が利用されれば、経済成長への寄与ははるかに小さくなるという。

  欧州委員会は現在、加盟国と支出計画について協議している。

  ECBはこのリポートで、債務削減への利用は少なくとも経済生産にとって持続的な好影響をもたらすとして2番目に望ましい使途に挙げ、企業や家計が資金調達コストの軽減を見込めると指摘した。

  一方、現金給付は経済成長を短期間にわずか0.25ポイント押し上げるにとどまるとの予測を示し、望ましくない選択肢だとした。

Best-Case Scenario

Additional growth if EU recovery funds are spent on productive investment

Source: ECB

原題:ECB Says EU Fund Could Boost Economy by 1.5% or Almost Nothing(抜粋)

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