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英議会で民主派口座凍結を擁護したHSBCトップ、香港・中国は支持

  • 口座凍結は香港の法に従う必要があるという理由だけ-クインCEO
  • HSBCが香港で存在感を増すことを切望-香港行政長官

英銀HSBCホールディングスのノエル・クイン最高経営責任者(CEO)が英議会での証言で同行による前香港議員の口座凍結を擁護したことを中国メディアと香港政府は支持している。

  26日の英議会委員会でこの問題を巡り質問を受けた同CEOは、HSBCが口座凍結を決めたのは純粋に香港の法律に従う必要があるという理由だけだと述べ、自身はこうした問題で「道徳的もしくは政治的な判断」をする立場にないと主張。また「国と国がぶつかる政治の外にとどまり、顧客にとって正しいことをするよう努めている」とも説明した。

  香港政府は27日遅く、「警察の捜査に対する誤解を招く発言と、義務を果たしている金融機関に加えられた外国人政治家からの圧力」を非難する声明を発表した。具体的な銀行名や政治家名には言及しなかった。HSBCの広報担当者はコメントを控えた。

  香港立法会(議会)の許智峯前議員は自身の銀行口座を凍結したHSBCを批判。民主派として知られ、香港から英国に昨年逃れた許氏は、この問題を取り上げるよう英議員らに求めていた。

Key Speakers and Interviews From The Second Day At the Bloomberg New Economy Forum

HSBCのクインCEO

写真家:岩部隆明/ブルームバーグ

  ロンドンに本社を置くHSBCにとって、香港は最大の市場。中国政府が強権的な香港統治を進めたことで香港の旧宗主国である英国など国際社会で対中批判が広がる中、HSBCは幹部が香港国家安全維持法(国安法)への支持を表明し、非難されていた。

  香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官はブルームバーグテレビジョンとの28日のインタビューで、HSBCが香港で存在感を増すことを切望すると発言。「HSBCは香港で非常に強く、金融業界の重要な一部だ」とも語った。

  中国共産党系の新聞、環球時報は27日、「HSBCのトップは香港に関し理性的な立場をとる:アナリスト」との見出しの記事を掲載した。  

原題:HSBC CEO Gets China, Hong Kong Backing After U.K. GrillingHong Kong’s Lam Says Would Love to See Stronger HSBC Presence(抜粋)

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