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バブルの警告は気にせず、投資家は押し目買いを-コラノビッチ氏

  • 機関投資家の株式保有は低水準、株価は今後上昇すると予想
  • 「一部投資家のポジション調整などで起きる相場下落は買い場」

個人投資家と空売り投資家の駆け引きが株式市場のボラティリティーを押し上げている中で、JPモルガン・チェースのクオンツストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は投資家に対し、バブルを巡る警告は気にせず、こうした混乱で下げた銘柄を押し目買いするよう勧めている。

  相場全体の下落の一方で大量の空売り対象となっている銘柄や低位株の取引が活発に行われる状況は、デイトレーダーの間で広がる高揚感を示唆しているが、コラノビッチ氏は、プロの投資家は強気から程遠いと指摘した。銘柄を選んで投資するファンドの一部戦略を追跡する同行のモデルでは、株式の比率が15年レンジの30パーセンタイルにある。

  コラノビッチ氏はこうした低いエクスポージャーは、新型コロナウイルスのワクチン接種や政府支援を背景に景気が勢い付くにつれ、運用担当者が保有を増やす可能性が高く、株価が長期的に上昇することを意味すると分析している。

  27日の顧客向けリポートで「現時点で機関投資家の株式ポジションが活性化している気配は全くない」とした上で、「ロング・ショートの一部投資家のポジション調整などで起きる相場下落は買い場だ」と説明した。

Marko Kolanovic says latest pullback in S&P 500 is buying opportunity

  同氏が資産バブルを見極める際の基準は、価格が3年間で4倍になったかどうかだ。S&P500種株価指数はこの3年間の上昇率が30%強にとどまっており、該当しないが、電気自動車(EV)や太陽光関連株などはバブルを示唆する水準だと指摘した。

  リポートで「バブルに当てはまる市場セグメントをショートにし、コロナ禍からの回復や経済再開が追い風になると見込まれる割安株や景気循環株をロングにすることもできる」とした上で、「今週経験したような短期の混乱は、債券から株式へのローテーションの機会になる」と記した。

原題:
JPMorgan’s Kolanovic Rebukes Bubble Warnings, Urging Buy the Dip(抜粋)

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