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アップル株下落、経営陣が慎重な見通し-売上高は初の1000億ドル突破

更新日時
  • アイフォーン売上高は656億ドル、市場予想上回る-「12」販売好調
  • ウエアラブル端末やサービスは伸び悩みへ-経営陣

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アップルが27日発表した2020年10-12月(第1四半期)決算では、売上高が初めて1000億ドル(約10兆4000億円)の大台を超えた。同社初の第5世代(5G)移動通信ネットワーク対応スマートフォンである「iPhone(アイフォーン)12」の販売がホリデー商戦で好調だった。ただ、経営陣が慎重な見通しを示したのを受け、株価は時間外取引で3%強下落した。

  アップルは四半期の売上高見通しを4四半期連続で示さなかったが、経営陣は1-3月(第2四半期)にワイヤレスイヤホン「エアポッド」やウェアラブル端末の売り上げが伸び悩むとの見通しを示した。また、サービス収入は前年同期比で一段と厳しくなると警告した。

  発表資料によれば、全体の売上高は前年同期比21%増の1114億ドル。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は1031億ドルだった。1株利益は1.68ドルで、市場予想平均を上回った。

  アイフォーンを使う何百万人のユーザーが新モデルにアップグレードする新たな「スーパーサイクル」が見込まれていたため、アップルの業績に対する期待感が非常に高まっていた。同社は「アップルウオッチ」の最新機種など他製品でも新モデルを最近投入した。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務やオンライン学習をする消費者から「iPad(アイパッド)」や「マック」、サービスへの需要も増加した。

  5G機能を備えて4機種で発売したアイフォーン12が全体の売上高に弾みを付けた。アイフォーンの売上高は656億ドルで、市場予想の603億ドルを大きく超えた。中国では特に5G機能と、「Pro」モデルのカメラ機能が消費者を引きつけた。

Apple's quarterly sales surpass $100 billion amid upgrades to iPhone 12

  アナリスト向け電話会見でティム・クック最高経営責任者(CEO)とルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は、アイフォーン事業については比較的強い自信を示し、高性能カメラを搭載した上位機種「12Pro」と「12Pro Max」の販売が特に好調だと指摘。5G対応アイフォーンの需要が蓄積していた中国での売り上げの強さに言及した。

  アップルによると、アクティブ端末数は10ー12月期に16億5000万台を上回った。このうちアイフォーンのアクティブユーザーは10億人強。同四半期のアップグレード件数は過去最大で、他のスマートフォンからの機種変更も好調だったとクックCEOは付け加えた。

  アイパッドの売上高は84億4000万ドルと、市場予想の75億8000万ドルを上回った。同社はデザインを一新した「アイパッド・エア」や処理速度の速いエントリーレベルのモデルも10ー12月期に投入した。マックの売上高は86億8000万ドルで、市場予測の88億6000万ドルに届かなかった。

  新型機種の購入増加で「アップストア」や「iTunes(アイチューンズ)」、「アップルミュージック」、「iCloud(アイクラウド)」を含むサービス部門の伸びも好調だった。10ー12月期のサービス収入は158億ドルで、市場予想の149億ドルを上回った。

  アップルウオッチといったウェアラブル端末などを含む事業の売上高は過去最高の129億7000万ドルに上った。市場予想は118億4000万ドルだった。

  主要地域全てで売上高が大幅に伸び、大中華圏では213億ドルと、前年同期の136億ドルから急増。米州は463億ドルで、前年同期比で約50億ドル増えた。

原題:Apple’s Cautious Outlook Overshadows $111 Billion Sales Haul (1) (抜粋)

(時間外取引の株価と経営陣のコメントなどを追加して更新します)
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