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日本株は大幅反落、米株下落や米決算反応低調-電機など広く売り

更新日時
  • 米S&P500種は2.6%安、ゲームストップ急騰など一部銘柄混乱続く
  • 米アップルは経営陣が慎重見通し、米テスラは利益が予想に届かず

28日の東京株式相場は大幅反落し、日経平均株価は一時2万8000円を割り込む場面もあった。米国株の大幅安やボラティリティー(変動性)上昇、米アップルやテスラなどの低調な決算反応が懸念され、電機や自動車など輸出、情報・通信、金融株を中心に幅広く売られた。

  • TOPIXの終値は前日比21.22ポイント(1.1%)安の1838.85
  • 日経平均株価は437円79銭(1.5%)安の2万8197円42銭
    • 一時659円安の2万7975円と1月12日以来の2万8000円割れ

〈きょうのポイント〉

  • 27日の米S&P500種株価指数は大幅安、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は昨年9月以来の下落率
    • ゲームストップ株急騰、SECが「監視」-規制強化求める声も
  • アップル株下落、経営陣が慎重な見通し-売上高は初の1000億ドル超
  • テスラ10ー12月期、利益は市場予想に届かず-時間外で株価下落

  りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一チーフ・ストラテジストは「米国株市場では個人投資家による投機的な動きがロング・ショートなどのファンドが損切りする事態や規制強化観測につながり、ボラティリティーを上げてしまった」と語る。その一方、「今回の急落は景気や業績など株式の本質的な価値を左右するものではなく、一時的だろう」とも付け加えた。

  昨日の米S&P500種株価指数では業種別全11指数が下げ、米国株下落に備えた保険料の指標となるボラティリティー指数(VIX)は37.2と62%上昇した。決算発表したアップルやテスラは時間外取引で株価が売りが先行する格好となった。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「過剰流動性の中での短期売買や一部銘柄の投機など複合的な要因で利益確定売りに回った」と指摘。アップル決算については「業績はある程度良かったが、前もって買われていたので、いったん出尽くしというのがある」と語る。

  半導体関連の下げが大きくなったことも響き、日経平均は一時2万8000円を割り込み、終値では昨年7月31日以来の下落率となった。野村証券の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは「米国企業の昨年10-12月決算は良好だが、ことし1-3月見通しはやや弱い印象」と指摘。ただし、基本的に行き過ぎた楽観によるスピード調整の色彩も強いとして、「相場の潮目が変わったわけではない」とみていた。

  • 東証33業種では情報・通信や電機、精密機器、保険、証券・商品先物取引、輸送用機器が下落
  • 空運や陸運、銀行は上昇
  • TOPIX指数のリバランスも売買を押し上げ、東証1部売買代金は4兆8335億円と昨年3月13日以来の高水準
昨年7月以来の下落率
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