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UBSウェルス、新興国市場株は「今が狙い目」-特にロシアと中南米

  • 新興株指数は年内さらに約5%上昇と予想-15%超の強気シナリオも
  • バリュエーション面で割高懸念ない-世界新興国CIOボリガー氏

新興国市場の株式、特にロシアと中南米は今年最も注目される。スイスの銀行UBSグループのウェルスマネジメント部門(運用資産4兆ドル超=約415兆円)がこうした見方を示している。

  新型コロナウイルスワクチン接種の世界景気回復への寄与や米外交政策を巡る不透明感の軽減、ドル下落、コモディティー相場の上昇、さらに主要国での景気刺激策はいずれも新興国市場の株価上昇を見込む背景だ。

  UBSウェルス・マネジメントは株式の選好対象を発展途上国にシフトした。発展途上国の株式は世界の成長に対してより敏感に変動し、先進国と比べて割安感がある。MSCI新興市場指数は今後12カ月間の1株当たり利益予想の16倍で取引されているが、S&P500種株価指数の株価収益率(PER)の22倍やストックス欧州600指数の同17倍を下回る。

  ウェルスマネジメント部門で世界新興国市場担当の最高投資責任者(CIO)を務めるマイケル・ボリガー氏は「新興国市場は今が狙い目だ」とインタビューで発言。「バリュエーションを見ると、市場参加者が割高感への懸念を募らせる市場が一部にある。新興国市場は全くその心配がない。特にアジア以外は評価額で後れを取っており、その点もプラスだ」と指摘した。

  UBSウェルスは、今月に入り既に約8%上昇しているMSCI新興市場指数が年末までに1450へ上昇すると予想している。これは今後さらに約5%の伸びを見込んでいることになる。強気シナリオでは1600と、15%超の値上がりを想定している。

Expected Increase

UBS Wealth Management sees gains on the way for the EM stocks index

Source: UBS Global Wealth projections

*Current level as of 12:45pm in London, Jan. 26

原題:UBS Wealth Says It’s Time to Bet Big on Emerging Markets Shares(抜粋)

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