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債券先物が小幅安、日銀買い入れ減額観測重し-2年入札は無難との声

更新日時

債券市場では先物相場が小幅安。日本銀行があす発表する2月の国債買い入れ予定で購入額のレンジを引き下げるとの観測から売りが優勢だった。この日に行われた2年債入札は潤沢な余剰資金を背景に無難な結果に終わったが、相場全体を押し上げる要因にはならなかった。

  • 長期国債先物3月物の終値は1銭安の151円93銭。前日の米国市場で長期金利が低下した流れを引き継ぎ小高く始まったが、買いの勢いは続かず、すぐ下落に転じた。ただ、下値は限定的で、引けにかけて下落幅を縮小
  • 新発2年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.13%
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.035%
  • 新発20年債利回りは0.5bp高い0.445%
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 日銀が3月の政策点検で10年債利回りの変動幅を拡大するとの思惑や、あすの国債買い入れオペの月間予定でいずれかの年限を減額するとの見方が上値を重くした
  • 黒田東彦総裁が26日の衆院財務金融委員会で「金融政策に一定の限界があった」と述べたことが緩和縮小を連想させ、超長期債の重しに
  • 一方で超長期債に対する押し目買い需要は非常に強く、金利が上がれば喜んで買う投資家も多い

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • 2年債入札は無難な結果、背景に資金余剰によるキャッシュつぶし需要
  • 米株価がさらに大きく下がり米長期金利が1%を割れていくようでないと20年債利回りが0.4%に向けて買い進むのは難しい
  • 日銀はあすの国債買い入れ予定で、需給タイト化に対応して1-3年を減額した前月に続き3-5年を減額する可能性も

2年債入札

  • 最低落札価格は100円45銭と市場予想と一致
  • 応札倍率は4.97倍と前回の4.18倍を上回る
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は6厘と前回の3厘から拡大
  • 野村証の中島氏
    • 最低落札価格は予想通りで、応札倍率も昨年5月以来の高さとなり無難な結果
    • 海外投資家にとって同じ通貨で比較すると米独債より金利が高いことに加え、きのう引けから若干調整したことで国内勢も最低限の買いを入れた
  • 備考:日本債券:2年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.115%0.035%0.445%0.645%0.695%
前日比+0.5bp横ばい横ばい+0.5bp横ばい-0.5bp
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