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IMF、トルコの経済成長率見通しを上方修正-金融リスクにも言及

  • 2021年のGDP成長率は6%程度の見込み-従来予想は5%成長
  • 新体制の下での金融政策引き締めへの方針転換を歓迎

国際通貨基金(IMF)は、トルコの経済成長率見通しを上方修正した。同国で新型コロナウイルスワクチンの接種が始まったことに言及したが、感染拡大の経済的影響を抑制するための政策対応が金融リスクに対する既存の脆弱(ぜいじゃく)性をさらに悪化させたとも指摘した。

  IMFは4条協議(年次経済審査)終了に伴う発表文で、トルコの2021年の国内総生産(GDP)成長率が6%程度になるとの見通しを示した。従来予想は5%成長だった。

  対外資金調達ニーズの高まりや外貨準備の減少、高インフレ、ドル化の進展で、「トルコは他の多くの新興諸国とは一線を画している」とIMFは指摘。経済運営の新体制下で中銀が金融政策引き締めに方針転換したことを歓迎した。また、GDPの1%前後に相当する財政出動の余地があると指摘し、コロナ対応でさらなる財政措置を講じるよう促した。

  エルドアン大統領は昨年11月にトルコ中央銀行のウイサル総裁を更迭し、アーバル前財務相を後任に任命。大統領の義理の息子であるアルバイラク氏も財務相を辞任した。アーバル新総裁の下で2会合連続で利上げが行われ、投資家の間では中銀が伝統的な金融政策へかじを切ったとの楽観的な見方が広がった。

Weak lira and negative real rates kept inflation at double digits in 2020

原題:IMF Raises Growth Forecast for Turkey, Points at Financing Risks(抜粋)

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