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ソフトバンク株が5カ月ぶり高値、6年ぶり社長交代-統治強化期待も

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国内通信大手のソフトバンク株がおよそ5カ月ぶりの高値を付けた。次期社長に宮川潤一副社長兼最高技術責任者(CTO)が昇格し、孫正義会長は創業者取締役に退く人事を発表。アナリストの間では、企業統治(コーポレートガバナンス)の強化につながるとの見方も出ている。

  27日の日本株市場で株価は一時2.6%高の1381.5円と続伸し、昨年9月3日以来の高値水準に戻した。上昇率は1月6日(2.9%)以来の大きさ。

ソフトバンク株の過去半年の推移

  同社の社長交代は2015年4月に旧ソフトバンクモバイルなど4社が統合、現ソフトバンク誕生時に宮内謙社長が就任して以来、6年ぶりだ。26日の発表資料によると、宮川氏の新社長兼最高経営責任者(CEO)への昇格は4月1日付で、宮内氏は代表取締役会長に就く。

  宮川氏は55歳。東京めたりっく通信社長などを経て07年から専務兼CTO、18年に副社長となり、19年からはトヨタ自動車らと共同出資するモネ・テクノロジーズの社長も務める。

  シティグループの鶴尾充伸アナリストはリポートで、CTOとして第5世代通信規格(5G)通信網の構築などで実績を残しており、今後通信の「技術競争力が問われるステージで適任の人事」だと分析した。23年3月期を最終年とする中期経営計画の途中での社長人事発表は「想定していなかった」という。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリストであるアンシア・ライ氏らは、孫氏の会長退任は親会社が投資会社にシフトする中、利益相反の可能性に対する懸念を和らげ、企業統治体制の強化につながるとの見方を示した。

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