CBS、上級幹部2人を停職処分-職場での不適切な言動巡る報道受け
John J. Edwards III-
対象はTVステーションズのダン、フレンド両氏-第三者の調査待ち
-
人種・性差別的な言動があったとされる問題をLAタイムズが報道
米バイアコムCBS傘下のテレビネットワーク、CBSは26日、上級幹部2人を停職処分としたと発表した。職場での人種差別的および性差別的な言動があったとする詳細な報道を受けた措置。
発表資料によれば、処分の対象はCBSテレビジョン・ステーションズのプレジデント、ピーター・ダン氏とニュース担当シニアバイスプレジデントのデービッド・フレンド氏。両氏の不適切な言動の疑いに関する24日の米紙ロサンゼルス・タイムズの報道を受け、第三者による調査の結果を待っている。
同紙が5人の女性を引用して伝えたところでは、ダン、フレンド両氏は女性マネジャーに嫌がらせをしたり、黒人ジャーナリストの新規採用や雇用維持に向けた取り組みを妨げたりするなど、好ましくない環境を作り出していたという。ダン氏は同紙に対しコメントを控えた。
一方、フレンド氏はタイムズ紙への声明で、自分も会社も女性やマイノリティーの雇用・支援で確かな実績があると主張した。
CBSは発表文で、「あらゆる主張に耳を傾け、訴えを調査し、必要に応じて適切な措置を取る、多様で包摂的かつ礼節ある職場環境にコミットしている」と説明した。
米CBSのムーンベス会長兼CEOが辞任-セクハラ疑惑の渦中で
原題:
CBS Suspends Two Executives Accused of Racist, Sexist Conduct(抜粋)