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ECB、銀行融資の監視を強化-デフォルト急増の事態に備え

  • BNPやソシエテ、ドイツ銀などに法人融資の追加情報を要求
  • 欧州大手銀、10-12月に貸倒引当金を計1.5兆円積み増したもよう

欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏全域で銀行の信用リスクについて監視を強化する。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でデフォルト(債務不履行)が急増する可能性にどれだけ準備ができているか、理解を深める狙いがある。

  事情に詳しい関係者によると、ECBと域内各国当局はBNPパリバやソシエテ・ジェネラル、ドイツ銀行などの金融機関に対し、2020年の法人融資について追加情報を求めている。デフォルト急増の可能性に備えた取り組みの一環だという。関係者は非公開の情報だとして匿名で語った。

  ECB銀行監督委員会のエンリア委員長はこれまで、政府の支援策終了後に銀行の不良債権が急増する可能性を繰り返し警告し、そのような展開に備えるよう銀行に促してきた。同氏はまた、銀行が信用リスクを測り引当金を積む上で用いる手法が共通化されていないことにも、懸念を表明していた。

  ECBの報道官は個別の銀行に関するコメントは控えるとした上で、エンリア氏が昨年12月に不良債権の増加を正しく管理するよう銀行に促した書簡を参照するよう話した。BNPとソシエテ、ドイツ銀の担当者はコメントを控えた。

  ブルームバーグがまとめたアナリストの試算によると、欧州の10大銀行は昨年10-12月(第4四半期)に貸倒引当金を合計150億ドル(約1兆5500億円)積み増した公算が大きい。対照的に、米銀大手の多くでは引当金の戻し入れが同期の利益を押し上げた。

原題:
ECB Steps up Scrutiny of Bank Risk Before Potential Default Wave(抜粋)

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