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トランプ氏2度目の弾劾裁判、手続き開始-2月8日の週に審理入り

  • 下院マネジャー、「暴動の扇動」の責任問う弾劾条項を上院に送付
  • 在任中2度の弾劾訴追も退任後の弾劾裁判もトランプ氏が初めて

「暴動の扇動」を理由に米下院で可決されたトランプ前大統領の弾劾訴追決議が25日夜、上院に送付された。これにより、前例のない退任後の大統領弾劾裁判手続きが始まることとなった。

  上院の弾劾裁判で検察官役を務める弾劾マネジャーの下院民主党議員9人が25日午後7時(日本時間26日午前9時)ごろ上院事務総長に決議を届け、筆頭マネジャーのラスキン議員が上院本会議場で内容を読み上げた。弾劾マネジャーはペロシ下院議長が選んだ。

  歴代大統領で在任中に2度弾劾訴追されるのも、退任後に弾劾裁判を受けるのもトランプ氏が初めて。陪審員役を務める上院議員全員が26日に宣誓を行い、手続きが正式に開始される。ただ、審理の開始は2月8日の週になる。

Trump Impeachment Articles Delivered To Senate

上院に向かう下院弾劾マネジャー一行(1月25日)

  民主党のシューマー上院院内総務と共和党のマコネル上院院内総務は弾劾裁判を進める日程については合意しているものの、それ以外については一致していない。シューマー氏は記者団から証人尋問を行うかと問われ、「われわれは弾劾裁判に関してマコネル氏と交渉したい」と発言。「双方が何を要望するか、われわれはまだ把握していない」と語った。

  マコネル氏はトランプ氏が弁護団を結成できるよう、弾劾裁判の開始を遅らせることを求めていた。バイデン大統領も、まだ大半の閣僚候補が指名承認されておらず、大型景気対策の成立を目指す中で上院が弾劾裁判にかかりきりになることに懸念を示していた。

  バイデン大統領はCNNとのインタビューで弾劾裁判について、自身の政策課題や閣僚候補らの指名承認に影響する可能性があると指摘。ただ、裁判を行わない場合はさらに悪い影響をもたらすことになると考えられ、行う必要があると述べた。

  弾劾裁判の裁判長はレーヒー上院議長代行(民主)が務める。現職大統領の場合は連邦最高裁長官が務めるが、トランプ氏が退任しているためだ。

原題:Trump Senate Trial Starts as Impeachment Article Delivered (1)(抜粋)

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