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ドル・円は小動き、米経済対策やワクチン巡る懸念もFOMC待ち

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台後半で小動き。米経済対策の早期成立や新型コロナウイルスワクチン普及に対する懸念が強まる中、株価の下落を背景にリスク回避の円買い圧力とドル買い圧力に挟まれた。きょうから始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようとするムードも強く、値動きは20銭にも満たなかった。

  • ドル・円は午後3時30分現在、前日比ほぼ横ばいの103円71銭。ここまで103円80銭から103円66銭の値動き
  • 円は資源国通貨を中心に対主要通貨で上昇。ドルも円以外の通貨に対して買い優勢
103円後半でFOMC待ち

市場関係者の見方

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • バイデン米大統領就任までは追加経済対策への期待で盛り上がってきたが、現実を見て少し冷静になった感じ。ワクチンの普及も遅れているし、ここまでの楽観ムードを少し引き締めるような動きになっている
  • FOMCについては、今回何かあるわけではないとの見方が大勢。パウエル議長はテーパリング(債券購入プログラムの段階的縮小)を議論すること自体、時期尚早との発言を繰り返すだろう

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

  • FOMCは据え置きと言われているが、どうしても意識せざるを得ない。ワクチンの接種も始まり、米金利に上昇圧力がかかりやすいため、市場は何かのメッセージを受け取ろうとするのではないか
  • IMF(国際通貨基金)が回復に時間がかかるとの見通しを示せば、資源国通貨の重しになるかもしれない。また変異種などによりコロナ収束が遅れれば、雇用や世界経済の回復に遅れが生じることになり、資源国通貨は割を食うことになる

背景

  • 株価指数先物は時間外取引で下落。 アジア株もほぼ全面安で、日経平均株価は前日比276円安で終了
  • 米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は25日、新型コロナウイルスワクチンの2度目の投与の遅れを懸念していると発言米メルクは2つのワクチン開発プログラムを打ち切り
  • ​​​​​​米民主党のシューマー上院院内総務は25日、追加経済対策案を3月半ばまでに議会で通過させたい考えを表明
    • 共和党議員からは1兆9000億ドルの規模が巨大かつ性急との反発が出ており、一部民主党議員も規模の根拠を疑問視
  • 米連邦準備制度は26、27両日に今年最初のFOMC会合を開く。テーパリング観測をパウエル議長があらためて否定し、現状維持に十分強力なコミットメントを示すかに市場は注目
  • IMFは26日に最新の世界経済見通し(WEO)を公表する。昨年10月の見通しでは21年の世界成長率をプラス5.2%と予想した
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