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モデルナ、ワクチン追加接種の治験開始へ-南ア変異種への対応で

更新日時
  • 南ア変異種への効果は従来種に対してより弱い可能性-研究所試験
  • 治験結果は夏の終わりまたは秋の初めまでに判明する可能性-CEO

モデルナは新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンの効果増強を狙ったブースター(追加接種)について、人を対象とした治験を開始する予定だと明らかにした。南アフリカで最初に発見され、感染力が強い変異種への対応が目的。研究所での試験では、同社ワクチンの南ア変異種への効果は、従来種に対するものより弱い可能性があることが示された。

  モデルナは米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)と共同で実施した研究所での試験について、南ア変異種に対する中和抗体のレベルは従来種の6分の1だったと発表した。

  ただ中和抗体のレベルが低くても、既存のワクチンは南ア変異種から感染を予防する効果があるはずだとも発表文で説明した。一方で、急速に拡大している英国型変異種に関しては従来種との比較で中和抗体の減少は見られないと指摘した。

  モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、これまで治験に参加した数千人に3回目の接種を行う形で南ア変異種向けブースターの臨床試験を速やかに開始する計画だとブルームバーグTVとのインタビューで語った。結果は夏の終わりまたは秋の初めまでに判明する可能性があるとした。

  ブースターは罹患率を比較する大規模な臨床試験を求められるというより、研究所で得られた抗体反応の測定値に基づいて認可を得る公算がある。

  バンセルCEOは「慎重なステップ」としてブースターを準備したいとし、「必要でないかもしれないが、当社の判断に間違いがあってはならない」と述べた。

  モデルナの25日の株価は一時12.5%高と、昨年12月1日以来の上昇率を記録した。

原題:Moderna Plans to Test Booster Shot Against South Africa StrainModerna Says Shot Works Against Variants, Developing Booster (2)(抜粋)

(4段落目以降に株価とCEOの発言を追加して更新します)
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