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中国主席、「冷戦思考」やめるよう呼び掛け-ダボス会議で演説

更新日時
  • バイデン米政権発足後、習主席が演説するのは初めて
  • 対中関係には「辛抱強いアプローチ」で臨むと米大統領報道官

中国の習近平国家主席は25日、世界が「イデオロギー的な偏見」を捨て、「時代遅れの冷戦思考」をやめるよう呼び掛けた。それと同時に、西側の批判にかかわらず、中国独自の路線を今後も進める方針を示唆した。

  習主席は世界経済フォーラム(WEF)がオンライン開催した「ダボス・アジェンダ」会議で演説し、「優位性にコミットし続けるのではなく」、国際法と国際的なルールにコミットし続けることが極めて重要だと述べ、「対立はわれわれを袋小路に陥れる」と指摘。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復を助けるべく再び互いを尊重し合うよう訴えた。バイデン米政権発足後、習主席が演説するのは初めて。

  習主席は「小さなサークルをつくって新たな冷戦を開始することや、他者を拒絶し脅迫すること、意図的に分離や供給の混乱、または制裁を強いること、孤立または疎外を生み出すことは、世界を分断させ、さらには対立にさえ追いやるだけだ」と語った。

演説した習近平国家主席

Source: Bloomberg)

  習主席の演説は今後4年間の世界の二大国間の関係を定める論調になると広く予想されていた。習主席はバイデン米新大統領の名前に言及しなかったものの、発言の多くは明らかに米国の新政権に向けられていた。

  ホワイトハウスのサキ大統領報道官は25日、習主席発言でバイデン政権の対中関係へのアプローチの仕方が「変わることはない」とコメント。米国の技術を保護することに関して「より良い防御を行う」必要があるというのがバイデン大統領の考えであり、政権は中国企業による投資や中国通信企業のブラックリストなどの重要な問題を引き続き検討すると説明した。

  また、「複雑な検討は始まったばかり」で国務省や財務省などの省庁間で取り上げる必要があり、「中国との関係には辛抱強いアプローチから始めている」と付け加えた。

  中国外務省の趙立堅報道官は26日の記者会見で、バイデン政権が「前政権の間違った政策の結果から教訓を引き出し、中国と両国関係を客観的かつ理性的に見据え、中国に対して肯定的で建設的な政策をとる」ことを中国は望んでいると述べた。

原題:Xi Warns Against New Cold War as Biden Team Reviews Strategy (3) (抜粋)

(最終段落に中国外務省の報道官の発言を追加して更新します)
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