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新興国市場トレーダー、今週のFOMCが新たな追い風になると期待

  • ブルームバーグ恐怖と欲望指数、10年ぶり高水準-上げ過ぎの可能性
  • 新興国市場株の一時的な低迷はチャンスと見なすべきだとアナリスト

伸びが衰える兆しが見え始めているかもしれない新興国資産に次の追い風をもたらすのは米連邦準備制度だと、トレーダーは信頼を寄せている公算が大きい。

  22日の新興国資産の値下がりが強気派を脅かし、一部の警告サインは懸念の深まりを示唆している。

  ブルームバーグ・バークレイズの自国通貨建て債券指数は先週、6月以来の2週連続安となった。新興国株の指標であるMSCI新興市場指数について、買いに対する売りの強さを示すブルームバーグの恐怖と欲望指数は2011年以来の高水準に達した。これは上昇が行き過ぎている可能性を示している。MSCI新興国通貨指数の週間下落率は昨年10月末以来の大きさだった。

  ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が27日に大規模な債券購入プログラムを通じた刺激策を維持すると保証すれば、世界の回復の遅れに関する投資家の懸念を和らげるのに十分である可能性がある。

Fear/greed indicator for emerging-market stocks hits highest since 2011

  テリマーの株式戦略責任者、ハスナイン・マリク氏(ドバイ在勤)は「新型コロナウイルス禍に伴う混乱が続いており、新興国市場の成長回復が進んだり止まったりを繰り返すことになるのは当然だ」と指摘した上で、「特にアジアにおける新興国市場株の一時的な低迷はチャンスと見なされるべきだ」との見方を示した。

世界経済、想定より回復鈍い-コロナワクチン接種遅れが重し

  韓国やポーランド、メキシコなどが今週発表する一連の国内総生産(GDP)統計で、新型コロナ禍による打撃のさらなる証拠が示される見通しだ。ブルームバーグ・エコノミクスの推計によると、中国を除く新興国市場の活動は1月第3週にコロナ禍以前の水準を約77%下回った。

  投資家の不安を示す通貨と株式のインプライドボラティリティー(IV、予想変動率)指数は22日、共に約2週間ぶりの大幅上昇となった。前日はバイデン米大統領の下での追加経済対策を巡る楽観的観測から、MSCI新興市場指数が過去最高値を付けていた。

原題:Emerging Markets Gripped by Greed Now Turn to Fed for Fresh Spur(抜粋)

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